2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

最新刊の東京本

先のブログで紹介した、海野弘さんの『東京風景史の人々』(中公文庫)も東京本の一冊です。その他に3冊の海野弘コレクション(右文書院) もあります。海野さんの、東京へのこだわりが並でなく、広く深く東京を解説しています。「広く深く」というのが海野さん…

ブログめぐりから

今日いつものようにブログめぐりをしました。いくつか気になった話題がありました。陽が東から昇り、西に沈むのですが、一日として同じ日はなく、毎日なにかしら変化があります。1. 本よみうり堂から<老舗の女性雑誌「主婦の友」が、5月発売の6月号で休刊す…

夜、書店にて

夜、書店に立ち寄り、ブログに書いた「プレイボーイ」を見ました。数多くの作家の書斎が紹介されていました。特集だけを眺め、読み、買うまでには至りませんでした。各自の書斎には知的生産に必要な本や道具が、雑然とまた整然と置かれていました。なるほど…

毎日新聞の書評より

また、先週の日曜日(今週の、ともいう)の毎日新聞の書評が読み応えありでした。取り上げられている本もなにかとバラエティに富んでいました。そのなかから、次の本を選んでみました。 岩本素白著 来嶋靖生編『東海道品川宿 岩本素白随筆集』(ウェッジ文庫)…

本好きとって書斎という言葉は

久しぶりに雪ではなく、雨が降りました。それも激しく。雨上がり、夜半静けさが戻ってきました。今日は帰りが遅く、いまブログを書いています。外は寒く、まだ2月。そうこうしているうちに、もう3月ということになるのでしょう。ブログを見ていると、晩鮭亭…

雑感いろいろ

昨日は四谷書房のサイトを更新しました。と同時に、アクセスが増え、注文もありました。今までが私事多忙でしたが、どうにか更新できる状況になりました。今までの在庫を徐々にアップしていきたいと思っています。そうしないと、机の周りに本が積み上がり、…

新刊目白押し

2月から3月にかけて気になる本が目白押し。ブログを見ていても、何冊もピックアップでき、財布との相談が増えそう。さて、どうしたものかと、腕を組んでしまいます。「晩鮭亭日常」の「2008-02-23 肌色恋しき。」で、今月の中公文庫を紹介していました。この…

久しぶりにサイト更新

久しぶりに四谷書房のサイトを更新しました。トップページもレイアウト変更しました。しばらく間が空いてしまい、何度となく試行錯誤を繰り返しました。どうにか、新しいサイトが出来ましたが、細部については未完成です。後日微調整はしたいと思っています…

最近の「ブ」について

今日はいい天気だったのに、午後突如強風、ちょうど居たビルがゆっくり揺れた。あまりの突然に、窓の外を見ました。また外では突風にあおられ、交差点では立っていることが難しいほどでした。その強風が夜まで吹き荒れていました。今日は時間があったので、…

新刊本+「2008年 吉本隆明」

徐々に春の気配か。今日はあまり寒くなく、陽射しが強く、暑く感じました。昨日は3月の新刊から良いであろう本の紹介をしましたが、その中で、双葉十三郎『ぼくの特急二十世紀 大正昭和娯楽文化小史』(文藝春秋)を取り上げました。同日、「okatakeの日記」を…

3月の新刊

もう3月の新刊情報が掲載されていました。いつもその情報を提供してくれるのが「悪漢と密偵」のブログです。今回もその中から、いくつかの新刊を選んでみました。 双葉十三郎 『ぼくの特急二十世紀 大正昭和娯楽文化小史』 文藝春秋 3/19 767まず、この新書…

またまた古本屋めぐり

今日は所用で高田馬場へ。帰り古本屋をめぐり、次の本を購入、それなりに収穫のあった一日でした。 『大貫卓也全仕事』(マドラ出版)これは販売済みための補充。かつて大貫さんの広告は印象的というより衝撃的でした。それを一覧できる広告批評の別冊。 辺見 …

冬のニューヨークへ

少し寒さが和らいだような気がします。このまま徐々に暖かくなるのでしょうか。寒の戻りもありますので、安心はできません。それにしても、最近寒さに弱くなったことを身にしみて感じています。寒さがきついのは東京ばかりではありません。ニューヨークもか…

ブックディレクターという仕事

「週刊文春」の2月21日号を読んでいて、この「ブックディレクター」という言葉を見つけました。この言葉を<発明>したのは、幅允孝(はばよしたか)さんだといいます。最近この人に注目!なのでそうです。幅さんは<今までに国立新美術館のミュージアムショッ…

いつもの古本屋めぐり

これでブログが日付に追いついた。ようやく今日のことが書けます。今日はまだ寒く、風が冷たい。それでも、今日は東京マラソン。朝から警察や関係者がその準備に追われていました。マラソンもみんな愉しんで走るスポーツになりました。そうした街路の慌ただ…

本のことあれこれ

[1] Asahi.com BOOKで、「出版再生、カギは? ヨーロッパの取り組み」を取り上げていました。特にドイツとイギリスの出版業界を取り上げ、比較していました。例えば、次のようなこと。<書店の本を選ぶ能力や、大型店偏重の配本の見直しも必要だ。日本は返品…

飯沢耕太郎著『写真を愉しむ』

バックデートでブログを書こうとしています。金曜日から私事に遠出をしていましたのでブログを書くことができませんでした。私事一段落し、ようやくいつもの生活に戻ることになりますが、この寒さはいっこうに緩む気配がありません。しばらくはこの寒さが続…

『みすず』の読書アンケート特集

『みすず』1・2月号は読書アンケートを特集しています。昨年の作品を中心に興味をもった本を5点以内挙げるというもので、毎年本好きにとっては愉しみな一冊です。まだそれをじっくりと読んだわけではないですが、パラパラと眺めていると、昨年気になった本が…

本を読まない日

今日は本当に寒い一日でした。寒さが身にしみるというか、しびれるというか、晴れているのですが、コートを着ていても寒い、一日。別件の仕事で、慌ただしく、今日は本をよまない一日でした。本を開く気力もなく、もう本を手にした時から、うつらうつら。ブ…

はじめの一冊

昨日の「ブ」めぐりでの購入本は次の通りです。なにかやみくもに買ってしまたような気がします。はじめの一冊で弾みがついてしまったようで、この冊数になってしまいました。 安岡章太郎『父の酒』(文藝春秋) 佐々木崇夫『三流週刊誌編集部』(basilico) 中野…

辺見庸さんの「音もなく兆すものたち」

朝から空が晴れ上がり、肌寒さは残るものの、いい一日になりそうな予感。朝早く起き、新聞を読み、ブログを読み、サイト更新の構想を練っています。昨日から過去の新聞を読み続けていますが、新聞の見出しだけで読んで済ませるにはもったいない気がしていま…

「椎名誠10年説」について

今日は新聞の整理をしました。ゆっくりと新聞を読む時間もなく、思いついたら新聞が山積みになっていました。一ヵ月の山を崩しながら読み始めましたが、如何せん新聞が多過ぎ、最近2週間の新聞を読み返すことにしました。その中で、気になった記事が朝日新聞…

出久根達郎式新刊の買い方

出久根達郎さんの『本の背中 本の顔』に、出久根さんの新刊の買い方が書かれていたので、紹介します。出久根さんの場合は外出がきらいなので、新刊は宅配便で取り寄せているといいます。ではその購入方法はというと、次の通りです。① 新聞や雑誌の出版広告、…

四谷書房のサイト更新

今年に入り、四谷書房サイトの更新が遅れています。1月初めから、私事多忙、更新がままならない状況です。たいへん申し訳ありません。来週でめどが立ちますので、2月中にはサイト更新したいと思っています。現レイアウトにして、もう2年ぐらいになります。2…

ダイバーからのメール

ダイバーからのメールに、今年の「四九発駆会」の予定が書いてありました。春の「ふるぽん秘境めぐり」は4月9日(水)〜13日(日)の5日間、ブック ダイバーにて開催されるそうです。これも毎年恒例の行事ですので、参加する予定です。4月27日(または5月3日)には…

黒岩比佐子さんの本

黒岩比佐子さんの本が読売新聞の「本よみうり堂」で紹介されています。記事のタイトルは<「編集者国木田独歩の時代」 黒岩比佐子さん>。この本は小説家国木田独歩が実は編集者であったという面に焦点を当て書かれた、新しい国木田独歩論だそうです。この記…

『銀座並木座ウィークリー』

朝の雪から夕方小雨に変わり、寒い一日でした。今日は水曜日なので、古本屋めぐり。めぐりと言っても、こんな日に古本屋もないものだ、と思うのですが、一種の習性で、荻窪を廻りました。本日の購入本 種村季弘『食物漫遊記』(筑摩書房) 布施英利『電脳的』(…

芥川龍之介の「書物の位置」

今週は書き込みが一日遅れになっています。いつものペースに戻さねばと思っていますが、追いつくことができません。しかし、このままで一日遅れですと、今日のブログが昨日のブログになります。そこで、今日は出久根達朗さんの『本の背中 本の顔』(講談社)を…

江藤淳『妻と私・幼年時代』

1月の過ぎるのが早く、もう2月。時間は一秒、一分、一時間、と毎日同じように時を刻んでいます。昨日は次の本を読み終えました。 小説トリッパー編『この文庫が好き! ジャンル別1300冊』(朝日学芸文庫) 江藤淳『妻と私・幼年時代』(文春文庫) 前者は一冊持…

鴻巣友季子さんのコラム

天気予報の通り、雪が降り、寒い一日となりました。昨日記事を書いて、今朝アップしようと思っていましたが、それがない! 昨夜保存し忘れたのか? 後悔しても始まりませんので、改めて書いています。昨日は日曜日、新聞の読書欄からの話題。今週から日経新…