2006-01-01から1年間の記事一覧

本よみうり堂より

本よみうり堂でも、「2006年 読書委員が選ぶベスト3」を取り上げて、今年の読書委員のベスト3を掲載していました。その中から、気になる委員を2名上げます。一人は茂木健一郎さん、もう一人は川上弘美さん。ともに今注目の脳科学者と小説家。後者川上さんは最…

お知らせ

明日12月27日〜1月3日まで私用にて不在となります。「四谷書房日録」は1月4日から更新します。 来年よい年であることを心より願っています。今年同様、来年も四谷書房及び「四谷書房日録」をよろしくお願い致します。

殿山泰司『JAMJAM日記』読了

先日の立石書店のオープニングイベントで購入してきた 殿山泰司さんの『JAMJAM日記』(ちくま文庫)を読み終えました。殿山さんの文章はなんとなく、とっつきづらいのですが、読み始めると止まらなくなります。はじめはちょっと慣れが必要かもしれません。ご承…

今年の出版界

12月24日朝日新聞朝刊の読書欄で「年末特集」を組んでいました。なかでも、「2006 出版界この1年」では次のように全体を展望しています。 「ハリ・ポタ」イヤーだったにもかかわらず、全体の底上げには至らず今年の出版物の販売額は昨年割れが確実だ。雑誌は…

信用できる美食家

だから天下に名のある美食家でも、私は大食いの記録をちゃんと残している人しか信用したくない。たとえば、鈴木三重吉によれば、内田百輭は、「貧乏だ貧乏だとぼやいてゐるが、あの野郎家でカツレツを七、八枚喰らひ、人が来れば麦酒を自分一人で一どきに六本…

再び「ニューヨークの遊び方」

ニューヨークのクリスマスは本当にいいですよー。メジャーなスポットだけじゃなくて、ラジオでは1日中クリスマス・ソング流れているし、街角の各所で見かけるちょっとしたクリスマスらしさも素敵なものがいっぱいあって心があたたまります。 以前に紹介しま…

久保田二郎さんの本

先のブログで、久保田二郎さんの『最後の二十五セントまで』(角川文庫)を買い読んでいることを書きました。また、久保田本を読んで見たいと思いました。その久保田本が見つかりました。[いま手元のある久保田本] 『最後の二十五セントまで』(角川文庫) 『ニ…

五反田古書展へ行けず

今年最後の五反田の古書展(12/22-23)には必ず行くのですが、今回は行けませんでした。今回だけでなく、今年後半はのっぴきならない状態が続き、行くことができなくなってしまいました。本当に残念!今年もあちらこちらの古書展に顔を出し、自らも一箱古本市…

立石書店へ行く

先のブログでお知らせした通り、12月21日、立石書店のオープニングイベントがありました。当初雨の予測でしたが、雨も降らず、同書店のイベントがオープンしました。初めは仕事で行けないと思っていましたが、どうにか行けるように予定を調整しました。イベ…

手帳についてのいくつかのこと

「紀田順一郎のIT書斎」の12/20「たかが手帳、されど手帳」で、紀田さんが手帳に歴史について語っています。いま手帳ブームだそうです。そういえば、ビジネス雑誌で、手帳の特集をよく見かけます。ビジネス雑誌だけでなく、糸井さんの『ほぼ日手帳2007』も売…

いつものブログ散歩より

[1] 幻冬舎新書11月30日創刊幻冬舎新書が11月30日創刊されました。「情報と知性−。ここに二つのインテリジェンスがある」とは幻冬舎新書の宣伝文句です。そしてさらに、こう続きます。 創業から13年間で培った幻冬舎の全ノウハウを最大限に生かして、幻冬舎…

思想の言葉で読む 21世紀論

朝日新聞の夕刊で随時掲載されていた「思想の言葉で読む 21世紀論」が今日で終了しました。手元にある切り抜きを見ていますが、3回の掲載でしたか? 終わるのがはやい気がしました。 9/5 全体知 紋切り型欲する情報社会 9/6 表層化 視覚優位 ネットで拍車 で…

久しぶりの古本屋めぐり

まだまだ気忙しい毎日が続いています。日常の時間がいつもよりも倍の速度で過ぎていきます。そのせいか、気持も爽快でなく、どことなく鈍重な気がします。毎年それほど変わりはないと思うのですが、今年は慌ただしさがちがう、そんな年末です。今日は天気の…

女性誌の本の特集

今日は帰りに本屋さんに立ち寄り。女性誌の中から「フィガロ・ジャポン」を購入しました。それは本の特集を掲載していたからです。特集名、「知性のお散歩、私が目覚める本197」。識者の今年のベストが掲載されています。人により、感じ方も考え方もちがうわ…

12月も残酷な月

4月ばかりが残酷な月ではありません。12月も同様に残酷な月かもしれません。何かと忙しい年の瀬。あっという間に、もう月半ばです。今年も残すところ、半月。それが過ぎると、新年が来て、また新しい年が始まります。そんなこんなで慌しく、ブログが書けない…

「アエラ」を読みながら

毎日、家を出て、電車に乗って、職場に行って、仕事をし、昼食を食べて、仕事をし、駅から電車に乗って、家にかえる。そんな日常。これといって、特別なことがあるわけでなし、これといって、なにもない一日が続くわけでもなし。帰りに、いつもの駅で、雑誌…

傷だらけの図書館の本

図書館にはあまりにもすごい現状がありました。この読売新聞の12/12「本よみうり堂」の記事を読んで、唖然としました。本好きにとっては、驚きを通り越して、なんともいえぬ憤りを感じました。 各地の公立図書館で、雑誌などから写真や記事を切り取ったり、…

今年の新書事情

今年もいろいろな新書が出版されました。新しい新書も含め、今新書の時代。そんな思いにもなるほど、単行本より、文庫より、新書が気になるのはわたしだけですか。その今年の新書事情を「書店員の話」の12/11「2006年の新書を振りかえる」で、ddt-nakaさんが…

12月9日(土)の購入本

ひとつ書き忘れていたのが、9日(土)の購入本。この日、雨にもかかわらず荻窪に行き、古本屋めぐりをし、次の本を買いました。 高島俊男 『本と中国と日本人と』(ちくま文庫) 鹿島茂 『パリ・世紀末パノラマ館』(中公文庫) 外山滋比古『読者の世界』(角川選…

新聞の読書欄から2冊

昨日は雨、今日は晴天。賞与も出たので、今日はすごい人出でした。今年も本当にあと20日で終わります。なんとなく、今年大晦日に向かって日々加速しています。今日の朝刊の読書欄から2冊紹介します。2冊の本は人と本とはこう出会うのかということに触れてい…

種村季弘さんの本と茨木のり子さんの詩集

「晩鮭亭日常」の12/8「一年前の月。」を読みました。その記事の中に、ちくま文庫が6冊並んでいました。柴田宵曲「明治の話題」(ちくま学芸文庫)は今月買おうと思っていた本なのですが、この他に、次の2冊に注目。復刊されたのか、在庫たっだのか。どちら…

今月の「STUDIO VOICE」はいい

やはり、年末のせいか、あわただしく、昨日は未投稿でした。今日ポストしないと、2日連続になります。それはまずい、ということで、急いでこれを書いています。12月に入り、ことのほか時が過ぎるのが早く、もうすでに8日。あっという間に時が過ぎ、クリスマ…

久しぶりにBへ

久しぶりにBに立ち寄りました。10月から少々どころでなく、あわただしい状況が続いています。Bへの回数も自ずと減ってきました。それでも気分転換に、時々顔を出します。「古本うさぎ書林の日日平安」の12/2「ブックオフ自由が丘」で、「最近オープンした…

12月3日(日)の書評より

先に12月3日(日)朝日新聞の書評を取り上げましたが、その他の新聞書評のなかから、次の本を取り上げます。 [毎日新聞] 思想とはなにか 吉本隆明/著 笠原芳光/著 春秋社 税込価格 1,890円 内容 戦後日本を代表する知識人・吉本隆明による「思想」の作法。 …

12月3日朝日新聞の書評から

今日の朝日新聞の書評から。まず第一は音楽評論家の黒田恭一さんが「たいせつな本」で、石川淳さんの『至福千年』を取り上げ、その読み方について次のようにいいます。このように読めばいいのかと、改めて立ち止まってしまいました。 石川淳の書く語句に無駄…

そんな季節・・・・・

大根だの、白菜だの、おいしい季節になりました。 「鍋」をしましょう、皆々さまよ。 「恋をしましょう」とでも言うように、 ぼくは「鍋をしましょう」と言いつづけます。 とは「ほぼ日刊イトイ新聞」の糸井さんの言葉です。まさに、そんな言葉が似合う季節…

言葉にもライフサイクルあり

言葉にも、誕生−成長−成熟−衰退というライフサイクルがあります。私たちの日常使っている言葉も、このいろいろな段階の言葉によって成り立っています。日々新しい言葉が生まれ、古い言葉が衰退していきます。では今年の新しい言葉はなにか。最近発表された、…

図書館から借りた本

今日は帰路の途中、時間があったので、図書館に立ち寄りました。そこで棚を見ていると、読みたくなった本が何冊かあり、それを借りてきました。その5冊は次の通り。どれも気になった本なので、愉しい週末を過ごせそうです。 佐野 寛『メディア写真論』(パロ…

幻冬舎新書創刊・・・

[1] 本の情報として昨日掲載しなかったのですが、幻冬舎新書が創刊されました。「知ったかぶり週報」の「2006年12月1日(金) 女子高生棋士」で、それを取り上げていました。その内容によりますと、「1997年に幻冬舎文庫を創刊した際には一挙62点を市場に放ち…

いつものブログ巡り

今日はブログ巡りをして、またいろいろな情報を知りました。今日の本についてのあれこれ。[1] 丸善は、国立天文台が編纂する「理科年表」の公式サイトを30日に開設しました。理科年表の各種データを解説するコンテンツなどを掲載し、利用は無料だそうです。 …