2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

今日の一言

最近朝早く起きることが多くなっています。そんな時は、エッセイを読むようにしています。すると、ゆったり目覚めることができます。 今朝読んだ常盤新平さんの『東京の片隅』(幻戯書房)から、今日の一言をメモしました。 若い人に何かアドバイスを、と頼…

今週はこの3冊を

今週のオススメは何と言ってもこの3冊でしょうか。末井昭さんが『週刊現代』12月8日号の「リレー読書日記」で紹介しています。 米本浩二『評伝 石牟礼道子 渚に立つひと』(新潮社) 梯久美子『狂うひと 「死の棘」の妻・島尾ミホ』(新潮社) 嵐山光三郎『…

武田泰淳『新・東海道五十三次』

荻原魚雷さんがブログ「文壇高円寺」で11月刊の武田泰淳さんの『新・東海道五十三次』(中公文庫)を紹介していました。 荻原さんのブログから引用です。 今月の中公文庫、大岡昇平著『小林秀雄』、武田泰淳著『新・東海道五十三次』——カバーデザインが渋い…

2019年のみちくさ市の日程 

ブログを見ていると、来年の東京「鬼子母神通り みちくさ市」の開催日がHPに掲載されていましたので転載します。 1月20日(日) 3月17日(日) 6月16日(日) 9月15日(日) 11月17日(日) 詳細は「鬼子母神通り みちくさ市」のHPをご覧下さい。

谷沢永一「日記の面白さが堪能できる傑作日記十選」

谷沢永一『人間力(にんげんりき)』(潮出版社)より ・『学海日録』(全11巻、別巻1巻、岩波書店)・『断腸亭日乗』(全七巻。岩波書店)・『斎藤茂吉日記』(再刊『斎藤茂吉全集』29~32巻、岩波書店)・『原敬日記』(全6巻、福村出版)・『高松宮日記…

11月の空想書店の店主は司修さん

読売新聞>本よみうり堂>空想書店の11月の店主は司修さん。「店主の一冊」は次の5冊です。 ・『ファン・ゴッホ書簡全集』(全6巻、みすず書房、品切れ) ・『ボーヴォワール戦中日記』(西陽子訳、人文書院、品切れ)・『じわりとアトリエ日記』(野見山暁…

「坪内祐三の読書日記」より

『本の雑誌』12月号「坪内祐三の読書日記」より 九月二十四日(月)午前中、『週刊ポスト』の書評用の新刊を探しに渋谷に出て、ジュンク堂を覗くがめぼしい本は見当たらない。というより本が多すぎて上手く探せない。岩波ブックセンターなきあと新刊本探しで…

倉本聡さんの講演より

東京新聞:倉本聡、TV界に喝! 民放大会で講演 4Kより中身/人材育成に力を:放送芸能(TOKYO Web) https://t.co/oUN5JtAncQ— 四谷書房 (@yotsuya_shobo) 2018年11月10日 これは放送業界だけに限らず、すべての業界に言えることです。これが一番大事なので…

モリー・グプティル・マニング『戦地の図書館』

信濃毎日新聞に「斜面」というコラムがあります。その11月8日の朝刊に次の記事が掲載されていました。始めの箇所を引用します。 ヒトラーはナチスの思想に反する本およそ1億冊を焼き払った。対する米国は戦地の兵士に本を供給する運動を展開した。全米の図…

山田稔『あ・ぷろぽ それはさておき』(平凡社)

私が歩いても、アフガニスタンに投下されるアメリカの爆弾が一発でも減ることはない。情勢が少しでも変わることはない。外の生活は変わらなくとも、しかしごく僅かに、ごく微妙に、私は変わる。そうやって少しずつ変わりながら、今日の、いまの私がある。p19

川本三郎『あの映画に、この鉄道』(キネマ旬報社)

川本三郎さんが駅と鉄道の心象風景を語り、それを池内紀さんが評する、まさにいい書き手といい読み手の出会いによって、新しい読者を生まれます。これから読む本の一冊として、買うか借りるか、いずれかになるでしょう。池内さんの書評を読んでそう思いまし…

鎌田浩毅『理科系の読書術』(中公新書)

たとえば、池内了『科学の考え方・学び方』(岩波ジュニア新書)は、自然科学的な思考法、つまり科学のフレームワークを説明した非常にすぐれた入門書で、文系の読者も無理なく読み進められるだろう。p140

上野千鶴子『情報生産者になる』(ちくま新書)

情報はノイズから生まれます。これが情報工学の基本です。ノイズのないところに情報は生まれません。 ノイズとは何か?ノイズは違和感、こだわり、疑問、ひっかかり・・・・・のことです。ですからあたりまえだと思って何の疑問も感じない環境のもとでは、ノイズ…

「理科系」の新書2冊

鎌田浩毅著『理科系の読書術』(中公新書)を読みました。これは著者も言うように、「読書が苦手な人のために、読む技術の「基礎の基礎の基礎」を伝授する入門書」です。 同様に、1981年から読み継がれている『理科系の作文技術』(中公新書)も「理科系」の新…

楽しい本と本屋の話

今朝ネット巡回をしていると、本と本屋についてのいい話が掲載されていました。 まず第一に『男の隠れ家』12月号で、「お気に入りの一冊に出会える 本のある空間。」という特集を組んでいました。内容も充実しており、久々に読んでみようかと思いました。冒…

神保町古本まつりへ行く

昨日、神保町古本まつりに行ってきました。行ったのは午後で、いつもの土・日の混雑はありませんでした。しかし中高年の比率が年々高まっているようで、このまま高齢化が進むと、神保町が「第2の巣鴨」になりそうです。そうなったら、古本まつりもまた大きく…