冬のニューヨークへ

少し寒さが和らいだような気がします。このまま徐々に暖かくなるのでしょうか。寒の戻りもありますので、安心はできません。それにしても、最近寒さに弱くなったことを身にしみて感じています。

寒さがきついのは東京ばかりではありません。ニューヨークもかなり寒く、その冬の光景を「ニューヨークの遊び方」で見ることができます。

冬のニューヨークにはまだ行ったことなく、その寒さの程度がわかりません。夏と秋に行っていますので、冬に行く必要もないのですが、冬と春に行き、ニューヨークの四季を体験してみたいと思っています。

このブログでも何度もニューヨークを取り上げてきましたが、私にとってニューヨークはそれだけ関心のある街なのです。

今日の携帯本、常盤新平さんの『そうではあるけれど、上を向いて』(講談社文庫)のなかに、ニューヨークについて書いているエッセイがありました。そこで、常盤さんは次のように記しています。

<そのビールを呑みおえるころ、ニューヨークとは何かと考えてみたりする。ニューヨークにいるあいだ、いや東京にいるときも考えてみるのだが、答えはなかなか出てこない。
 難しく考えたのだ。天の声に非難されるのが怖さに、もっともらしい答を見つけようとしてきた。刺戟的な都市だからとか、トレンドセッターの街だからとか。
 正直にいえば、そして、申訳ないことだけれども、ニューヨークは遊園地である。アーウィン・ショーは「夏服を着た女たち」のなかで主人公に言わせている。
「僕はこの街でピクニックでもしているような気分なんだ」>

ニューヨークは、常盤さんが言うように、「大人の」遊園地であり、ピクニック気分で愉しめる街なのです。例えば、「雪のニューヨーク」。私はそれを見ながら、あれこれ想像し、思いは遥かニューヨークへ。