最新刊の東京本
先のブログで紹介した、海野弘さんの『東京風景史の人々』(中公文庫)も東京本の一冊です。その他に3冊の海野弘コレクション(右文書院) もあります。
海野さんの、東京へのこだわりが並でなく、広く深く東京を解説しています。「広く深く」というのが海野さんの凄さでしょう。その視野360°、関心はグローバル。いつも、その博覧強記には驚きます。
もうひとり、東京に強いこだわりを持っている人がいます。川本三郎さん。川本さんの相当なもので、かつて『荷風と東京』(都市出版)では荷風と東京の関わりを、『ミステリーと東京』(平凡社)ではミステリーと東京の関係を取り上げています。
いくつ登録ブログでも同書のことが書いてありました。例えば、「yomunelの日記」では<『旅先でビール』 の姉妹編みたいなかんじ>と。著者のテーマである東京と昭和についてのエッセイ集。明日、購入予定です。
海野さんや川本さんの本を見ていると、東京という街がどれほど奥深いかを感じます。その他の東京本も、東京という街の魅力について書いていますが、こだわりの強さではこのお二人でしょう。