2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

山本夏彦『茶の間の正義』より

何よりもいけないのは、温室もの、冷凍ものに慣れると、本物の味を忘れることである。忘れて三十年になるから、今では冷凍の魚と、しゅんの魚を区分できるものがなくなった。業者はそれをいいことにして、魚をすべて冷凍にしてしまった。海に近く育って上京…

出版状況クロニクル42(2011年10月1日〜10月31日)

この「出版状況クロニクル」は出版状況についての月報です。一ヶ月ごと出版に関しての情報が詳細に掲載されています。このレポートを通読するだけで、その月の出版事情に精通することができます。出版状況クロニクル42(2011年10月1日〜10月31日)のなかから…

向田邦子没後30年

今日は、また神保町へという思いもあったのですが、急ぎの仕事があり、自宅で仕事をしていました。少しクールダウンしないと、買いに勢いがつくということはこういうことだと実感しました。今日の朝刊を見ていると、朝日新聞の読書欄「ニュースの本棚」で、鴨…

神保町から高円寺へ

昨日のブログにも書きましたが、まず神保町へ行きました。朝一、ひと通り流しました。いつものところが空振り? ほかにマークしていた古本屋さんも× これはまずいと半ば諦めかけました。しかし、昨日からの妙な予感。やはり、当たりが出ました。これだけの本…

週末の読書

今年はどうも、何か忘れているような、何かやり残したような、そんな気持ちなのです。やはり、明日もう一度「東京名物神田古本まつり」に行こうと思います。今週は古本まつりの初日買いで勢いがついてしまったのか、別の古本屋さんでも購入しています。加速…

第52回 東京名物神田古本まつり

今日から第52回 東京名物神田古本まつりが始まりました。神保町界隈は10/27(木)から11/3(木)まで賑わいます。毎年行っていて、やはり一番混み合うのが10/29(土)と10/30(日)、そして11/3(木)の最終日です。週末はいろいろなイベントもあり、掘出物…

高原書店のネット登録済みの本

今日ブログめぐりをしていると、「モンガの西荻日記」に高原書店のネット登録済みの本の数が書いてありました。とにかくすごい数! 本の情報の入力も、この本を保管しておくことも大変です。人手と場所の確保が優先になります。このくらい量がないと、大手の…

図書館の予約本

図書館からメールがありました。いま予約しているのが4冊。そのうちの2冊が届いているとのことです。所用があり、取りに行くのは明日か、それ以降になりそうです。図書館の本は貸出冊数10冊まで、貸出期間が2週間、さらにネット予約もでき、たいへん便利にな…

10月の新刊の追加

10月の新刊の追加です。これもネット上ではチェックできなかったものです。なぜという疑問が浮かびます。私の場合はネットと新聞と書店でチェックしています。が、ノーマークの新刊も多々あります。最近はなぜか漏れが多い!? 情報を得る方法としては、ネッ…

今週は古本市ウィーク

昨日のブログで、第52回 東京名物神田古本まつりが今週の10/27(木)から開催されるという記事を掲載しました。今週はこの他に、池袋西口公園古本まつりや古本博覧会などの古本市が開催中であったり、これから開催されます。今週の古本市をまとめると、次のよ…

第52回 東京名物神田古本まつり

第52回 東京名物神田古本まつりが今週の10/27(木)から開催されます。東京最大のブックイベントです。詳細はここをクリックして下さい。天気予報は晴れ、曇りで、雨は降らないようです。【名 称】 第52回 東京名物 神田古本まつり【会 期】 2011年10月27日(…

よいデザインとは

昨日のブログでデザインの本を2冊紹介しました。 柏木 博 『デザインの教科書』 (講談社現代新書) 原 研哉 『日本のデザイン―美意識がつくる未来』 (岩波新書) 今日、新書を整理していて、たまたま手に取った本が紺野登さんの『創造経営の戦略』(ちくま新書…

小林信彦さんの自伝的3部作完結

毎日jp の「毎日の本棚」を見ていると、小林信彦さんの『流される』(文藝春秋)が出版され、これで自叙伝的3部作が完結したとの記事を見つけました。その3部作はご承知の通り 『東京少年』(2005年)、『日本橋バビロン』(07年)と今回の『流される…

鶴見俊輔さんの今年の新刊

先に、当ブログ「10月〜11月の新刊」で、鶴見俊輔さんの新刊について書きました。即日、和田浦海岸さんから鶴見さんの今年の新刊のコメントをいただきました。そして、今年8月に出た新刊が次の2冊であるということを知りました。 『象の消えた動物園 ― 同時…

10月〜11月の新刊

今日はなぜか「賑やかな食卓」になってしまいました。10月後半に出る新刊情報と11月の新刊情報から、少し多めに選んでみました。秋、読書には絶好の季節です。まずは10月の新刊、デザイン関連の本を2冊。 柏木 博 『デザインの教科書』 (講談社現代新書) 原 …

坪内祐三『新書百冊』再読

何となく雨の一日。午前は雨が降りしきり、昼は陽射しが差し込み、夕方雨上がり、なぜか寒くなってきました。一日の天候が曇り、晴れ、また曇る、と変化が目まぐるしい。そして、いつの間にか冬に。10月22日、いま私はブログを書いています。何についての記…

東京の西側の古本屋さんで

今週の古本屋めぐりは木曜日にずれ込みました。そこで、いつもの古本屋コースを。途中で、日本の古本屋の「東京の西側でお気に入りの古本屋をみつけよう!」をいただきました。そこには東京の西側、中央沿線の古本屋さんが紹介されていました。こう見ると、…

アマゾン、日本で電子書籍

「アマゾン、日本で電子書籍 年内にも 市場拡大に弾み」。これが今日の日本経済新聞の一面の見出しです。電子版はというと次の見出しになってました。「アマゾン、年内にも日本で電子書籍 出版社と価格詰め」。双方の見出しが少し違いますが、朝刊を見て、ま…

黒岩比佐子さんを「語り継ぐ会」のご案内

引き続き、黒岩比佐子さんの話題を。10/21のブログを見ていると、黒岩比佐子さんを「語り継ぐ会」のご案内が掲載されていました。それも、来月11月にその集いがあるとのこと。日時・場所等は次の通りです。【黒岩比佐子さんを「語り継ぐ会」のご案内】 - ■日…

黒岩比佐子さんの遺稿

黒岩比佐子さんのブログ「古書の森日記 by Hisako」をアンテナ@四谷書房で巡回していると、今年5月、西日本新聞に掲載された「歴史と人間を描く」(全10回)という随筆について書いてありました。黒岩さんは昨年11月に亡くなっていますが、この随筆の西日本…

高原書店はすごい古本屋です

ブログ「西荻ブックマーク」のつぶやきを読んで、先日の「夜の西荻ブックマーク」で話題になったことを思い出しました。それは中央沿線の古本屋に高原書店出身者が多いということ。あの人も、この人もと何人も名前が挙がりました。聞いてるだけでも軽く片手を…

書評は本を読ませる力

一週間が始まらず。週はいつから始まるのか。日曜日なのか、月曜日なのか。いつも悩みます。どちらであれ、その週の始まりがどうもうまく滑り出さない。なにか行きはぐれてしまったような動揺と浮遊を感じます。ブログ記事も一日書かずに、いま書いています…

Steve Jobs のメッセージ

古本 四谷書房 【2011年東京古本市予定表】

土曜日のブログから

今日、昨日のブログを書こうと、PCを立ち上げ、Firefoxへ。なんとも、またも不良のスタートか。いつも見ている iGoogle が表示されません。これは朝から縁起が悪い。日曜日の朝だというのに。それではということで、Google Chrome・・・ChromeのほうがFirefoxよ…

夜の西荻ブックマーク

今日はなにやら「夜の西荻ブックマーク」(「西荻、夜のブックマーク」か)が行われるということで、めずらしく参加させてもらいました。主催はつん堂さんとWさん。何とWさんのお奥様、モンガさん、遅れてやまがらさんも参加。本の雑誌社のMさん、西荻の盛林…

狩野俊『高円寺古本酒場ものがたり』

狩野俊『高円寺古本酒場ものがたり』(晶文社) は東京高円寺にある「古本酒場 コクテイル」の、オーナーの日記を中心とした酒と古本の日々が綴られています。また、オーナーの孤軍奮闘ぶり、仲間たちの支持協力ぶりも静かに熱く語られています。この店は「古…

水曜日は古本の日

さて、今日は水曜日。水曜日は古本の日です。そういえば、10月1日は写真集をプレゼントする日とか。盛り上がりはどうだったのでしょう。ふと思い出しました。何とか記念日って、なんとなく疑わしい、どことなく怪しい。しかし、これは赤々舎、青幻舎、ナナロ…

藤枝静男/津野海太郎さんの11月新刊

晩鮭亭さんのブログ「晩鮭亭日常」に、11月の新刊文庫が掲載されていました。私の新刊に注意して見るのですが、次の2冊がノーマークでした。 藤枝静男「志賀直哉・天皇・中野重治」(講談社文芸文庫) 津野海太郎「ジェローム・ロビンスが死んだ」(小学館文…

ブログめぐりから

いい天気が続いています。なんとも穏やかな気持ち。でも街では異変が。とは大袈裟か。三連休明けで、お店は夜7時を過ぎても、がらがら。どこかの店に入ろうかと思いましたが、彼方此方で閑古鳥が・・・。混んでいるのはスポーツバーぐらい。今日はW杯アジア3…

武田徹さんの「オンライン日記」から

ブログめぐりをしていると、武田さんの10/10の「オンライン日記」の記事が目に留まりました。またSteve Jobsさんのことで恐縮ですが、いい記事なので掲載しておきます。 そのスピーチで Jobs 氏は、(結局は彼の命を奪うこととなる)ガンだと告げられたとを…