鴻巣友季子さんのコラム

天気予報の通り、雪が降り、寒い一日となりました。昨日記事を書いて、今朝アップしようと思っていましたが、それがない! 昨夜保存し忘れたのか? 後悔しても始まりませんので、改めて書いています。

昨日は日曜日、新聞の読書欄からの話題。今週から日経新聞の「半歩遅れの読書術」の担当が鴻巣友季子さんになりました。鴻巣さんは最近注目している翻訳家のひとりです。

今回のタイトルは「記憶のいたずら」。内容は小学校の時に読んだ『赤と黒』のなかで、記憶している場面が自分の思い込みで、小説の中になかった、というもの。そうであっても、<ひとそれぞれの古典がある>と結んでいます。

そのコラムのなかで、鴻巣さんが小学校のことに触れて、次のように書いています。

<余談だが、この区立赤堤小学校にはわたしの何級か上に、のちの評論家坪内祐三さんと翻訳家岸本佐知子さんと作家の吉田篤弘さんがいたらしい (と、お互い後年に知った)>

区立赤堤小学校はこうした人たちを輩出しているそうです。この学校になにかあるのか、たまたまそうした人たちが集まったのか ・・・・・ 少し調べたくなりました。どちらにしても、いま活躍している人たちです。

コラムの本道よりも、どちらかというと、こうした横道の話の方が面白い。そこからいろいろ想像することが好きです。私は最短をいくタイプではないので、いつも廻り道ばかりしています。

鴻巣さんの書いてるコラムのタイトルではありませんが、こうした読み方が私の「半歩遅れの読書術」です。半歩どころではなく、二、三歩遅れかもしれませんが。

翻訳のココロ