雑誌の読書特集

ようやく暑い夏が終わり ・・・・・ まだまだ残暑が続きそうですが ・・・・・ それでも、今日のような雨が降って、涼しい朝はほっとします。

今日は次の雑誌を紹介します。

一冊はBRUTUS特別編集「危険な読書」シリーズ3冊分を総まとめ、『合本 危険な読書』(マガジンハウス)。

もう一冊は『&Premium 2019年10月号』(マガジンハウス)。「 あの人が、もう一度読みたい本。 」(マガジンハウス)。

BRUTUS特別編集 合本 危険な読書(マガジンハウスムック)

BRUTUS特別編集 合本 危険な読書(マガジンハウスムック)

 
&Premium(アンド プレミアム) 2019年 10 月号 [あの人が、もう一度読みたい本。]
 

最近は特に雑誌の読書案内が減っています。とりわけ男性対象の雑誌は減り、女性誌で本の特集で取り上げることの方が多くなっています。もちろん、これもメディアの多様化と読者の分散化によることは言うまでもありません。

そんな中で、今回のこの2冊、『危険な読書』を読み始めたばかりですが、大いに期待しています。久々に購入した雑誌なので、じっくりと読みたいと思っています。

これを書き終えると、また夏の、猛暑の陽射しが部屋に射し込んで来ました。今日もまた暑い一日になりそうです。

『生きながらえる術(すべ)』鷲田清一(講談社)

この本は鷲田清一さんが考えた生きながらえる生活術についてまとめた本です。いくつも付箋を付けたなかで、これはメモしておこうと思った箇所がいくつもありました。

生きながらえる術

生きながらえる術

 

例えば、そのなかのひとつは次の箇所です。鷲田さんは宮本常一さんの報告の中から、次の箇所を引用しています。

あとから来たものが田の家の石垣をつくとき、やっぱり粗末なことはできないものである。前に仕事に来たものがザツな仕事をしておくと、こちらもついザツな仕事をする。・・・・・  結局いい仕事をしておけば、それは自分ばかりでなく、あとから来るものも、その気持ちを受けついでくれるものだ。

(『庶民の発見』講談社学術文庫

宮本は、石工のこの言葉に、誰にも褒められなくとも命じられなくとも「自らが自らに命令することのできる尊さ」を見た。職人の矜持とは、約(つづ)めればそういうことなのだろう。p106 

 鷲田さんの本を読んだあとは、宮本さんの本をじっくり読んでみたくなりました。

庶民の発見 (講談社学術文庫)

庶民の発見 (講談社学術文庫)

詩人の肖像 ⑤ 高橋陸郎

8月17日付日本経済新聞掲載の「詩人の肖像 ⑤」は高橋睦郎さんを取り上げていました。見出しは<私を無にし古典の声を聞く>です。詳しくは同紙をご覧下さい。

未来者たちに

未来者たちに

 

詩人の肖像 ④ 佐々木幹郎

8月10日付日本経済新聞掲載の「詩人の肖像 ④」では佐々木幹郎さんを取り上げていました。見出しは<「うた」で庶民と心通わせ>、いま自分の山小屋生活を楽しんでいるそうです。詳しくは同紙をご覧下さい。

中原中也――沈黙の音楽 (岩波新書)
 

 

NYで復活した伝説の本屋さん シェイクスピア&カンパニー

シェイクスピア&カンパニー書店の優しき日々

シェイクスピア&カンパニー書店の優しき日々

 

 

若松英輔『言葉の贈り物』

 若松英輔 『言葉の贈り物』(亜紀書房)からの抜粋

言葉の贈り物

言葉の贈り物

 

 

本好きはどこへ

街が変わり、店が変わり、人も変わります。確かに、そうしてすべての事物が変化していきます。あの渋谷が巨大な迷路になり、地図に導かれて、地下道の入口・出口を探すことになります。慣れてしまえば難しいことではないと思いますが、慣れるほど渋谷に行くかどうか? 

来春東急東横店も閉店します。今年で渋谷古本市も最後となります。本好きの行く場所がまたひとつ少なくなります。実に残念です。それでも本好きとって古本屋 (古本市) 、書店、図書館等々があるだけ、まだいいでしょう。次世代の書店に大いに期待したいのですが ・・・・・ 。いまだ全体の青写真もない状態です。

これからどうなるのでしょう。各自各店が創意工夫と試行錯誤を繰り返し、新しい道筋を探していくしかないでしょう。それを止めたときには本好きの行き場も本当になくなるのではないでしょうか。まだ、本に意味と価値があるのかどうか。自ら問いかけることから始めたいと思います。

これからの雑誌は?

dマガジンに登録したので、いままで立ち読みしていた週刊誌がすぐ読むことができます。記事は一部割愛されているものもありますが、だからと言って読めずに困るわけではありません。コスパを考えれば十分でしょう。

こうしてネット上で週刊誌が読めるようになると、週刊誌の部数が減るのは明らかです。さらに、雑誌の質も低下します。メディアの主役は雑誌、テレビ、ネットへ変わりつつあります。これからの雑誌はさらにネット化し、統合と再編が進むでしょう。