新刊本+「2008年 吉本隆明」

徐々に春の気配か。今日はあまり寒くなく、陽射しが強く、暑く感じました。昨日は3月の新刊から良いであろう本の紹介をしましたが、その中で、双葉十三郎『ぼくの特急二十世紀 大正昭和娯楽文化小史』(文藝春秋)を取り上げました。

同日、「okatakeの日記」を読んでいますと、岡崎武志さんが次のように書いていました。

双葉十三郎『ぼくの特急二十世紀 大正昭和娯楽文化少史』は、ずっと文春新書で続いている語りおろしシリーズで、今回は映画を離れて、新劇から笑芸、ミュージカルと話題が広がる。これはおもしろいに決まってます>

岡崎さんも太鼓判を押しています。であれば、この本は買いの一冊ということになります。3月19日が待ち遠しくなりました。

それと、もう一つ。あの吉本隆明さんが「ほぼ日刊イトイ新聞」に新しく連載を始めました。題して「2008年 吉本隆明」。その内容は次の通りです。

  • 2008-02-20 アメリカのドラマを見れば、そりゃ早い。
  • 2008-02-21 「非いろいろ」に進んでる。
  • 2008-02-22 とにかく民主党を見てるといい。
  • 2008-02-25 人気者はいつも「根拠地型」の保守と決まってる。
  • 2008-02-26 あまり遠くを見なくても、世界の動きは占える。
  • 2008-02-27 町の人、吉本隆明

これも愉しいインタビューです。まさにいま、どんなことを、吉本さんが考えているのかを知りたい人はこれを読んでください。さすが、糸井プロデューサーの企画力。これも2月には完結するので、もう一度まとめて読みたいと思っています。