2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧
昨日、高山さんの本『テクスト世紀末』(ポーラ文化研究所)について書きましたが、この本は同研究所の「isの本」の1冊です。ポーラが文化事業に大いに力を注いでいた時期に雑誌「is」を発行していました。その雑誌のつながりの中から生まれたのが、この「is…
紀伊国屋書店の「書評空間」で、高山宏さんの書評を読んでいましたが、最近は読みきる力がなく、しばらく立ち寄っていませんでした。久々にそのページを見ると、何と高山さんのページも終了するといいます。2007年5月にスタートした、<高山宏の「読んで生き…
昨日は古本の日で、古本屋さんを一巡しました。1日繰越してしまいましたが、購入本を今日アップしました。最近感じることは掘出し物がない! ということ。2月ももう終わりです。3月、人が動く、本も動く時期です。いい本に出会いたいと思っています。[昨日…
2/15のブログで<マイク・モラスキー「ジャズ喫茶という異空間」>を紹介しました。今日「Webちくま」のページに行き、再度読もうと思いましたが、すでにその連載の記載がありませんでした。同ページの「Information」の蘭に「連載終了分について」という表示…
仲俣暁生さんの2/22「海難記」で、「エスクァイア」日本版が休刊することを知りました。このところ雑誌の休刊が続いています。仲俣さんのブログによると、昨年から7誌が休刊になっているといいます。そうですね。昨年の「プレイボーイ」日本版を含めると、そ…
古本の日は水曜日と決めているのですが、所用で出かけ仕事が早く終わると、古本屋さんに立ち寄ります。目指すは均一本。当たり外れがあるのですが、今日は2冊拾い物がありました。勢い込んで本を探すのではなく、何気なく棚を見て歩く。この本を読んでみよう…
2月23日は哲学者池田晶子さんの命日。亡くなって2年が経ちます。もうそんなになるのでしょうか。「本よみうり堂」には、その池田さんの新刊『魂とは何か』(トランスビュー)が同日に刊行されるという記事が掲載されていました。その内容は次の通りです。<…
ブログの記事で、「はてな」のブログの書き方について書いた覚えがあります。が、最近「はてな」にある「下書き」を使用するようになりました。これが使い勝手がよく便利です。ブログの書き方は次のようになります。 [1] まずブログの記事をエディタを使用す…
巽孝之『想い出のブックカフェ 巽孝之書評集成』(研究社) <本書は英米を中心にした文学批評家として、また読売、毎日、朝日など各主要メディアの新聞書評委員として四半世紀以上の経験を積むアメリカ文学者が、最新の小説を語る文芸時評から専門の学術書を…
→四谷書房
高島俊男『お言葉ですが10 ちょっとヘンだぞ四字熟語』 ようやく3月に高島俊男『お言葉ですが10 ちょっとヘンだぞ四字熟語』(文春文庫) が出ます。文庫になるまで、少し長く感じました。この「お言葉ですが」はずっと前から蒐集しています。これが最後にな…
朝、新聞に加藤周一さんのお別れの会の記事が掲載されていました。大江健三郎さん、水村早苗さん、吉田秀和さん、鶴見俊輔さん*1の送る言葉が紹介されていました。それぞれが加藤周一さんの印象を語り、その仕事の大きさを賞賛していました。加藤周一さんと…
今日はずっと読み続けていた『堀田善衛 上海日記』(紅野謙介編)を読み終わりました。いろいろなことを考えさせる本でした。次に読もうと思ったのは堀田善衛『オリーブの樹の蔭に−スペイン430日』(集英社)です。1945年から一気に時代を超えて1977…
今日はまずこの話題本、平山蘆江『東京おぼえ帳』です。あのウェッジ文庫ですから、注目している人も多いはずです。ブログを一巡、今日この本に触れていたのは次のブログでした。A 「空想書店 書肆紅屋」B 「qfwfqの水に流して Una pietra sopra」Aの紅屋…
昨日は開店休業。今日は天気さえも曖昧になってしまった1日。ふと思い返しても晴れだったのか。曇りだったのか。そんなことさえ気にならない。そうした日々も時にはあります。振り返って思い出すことと思い出さないことがあります。気持ちに余裕があれば、…
このブログを書こうと、日付と曜日を見たら、なにかヘン。よくよく見直すと、何と1日ずれていました。急いで修正をしました。ご容赦の程。この数日忙しく、ブログを書くのが翌日の朝になっています。しばらくこの慌ただしさが続きます。できるだけブログを…
読書ブログを見ていると、3月からあちらこちらで古本市が開催される予定です。書店でのトークショーや講演会などもあり、本格的に読書イベントがスタートします。その詳細については昨日の記事2/15「空想書店 書肆紅屋」を参照してください。ここに掲載され…
[1] 昨日取り上げた「ふるほん文庫やさんの280円文庫」について、「ふぉっくす舎」のNEGIさんより、2/11日経MJに掲載された同記事をお送りいただきました。感謝! またそれ以外でも「文庫本大好き」でもこの件が取り上げられていました。[2] 2/15「空想書店 …
出版業界紙の「新文化」に次の記事が掲載されていました。これは思い切った価格変更であるとともに購入者にとってはうれしいニュースです。<絶版の古本文庫を書店に卸しているふるほん文庫やさんは2月から、1280円や880円、480円など従来の値付けを廃止し、…
久しぶりに「アンテナ@四谷書房」のリンクに次のページを追加しました。 高橋源一郎「時には背伸びをする」 粉川哲夫「粉川哲夫の雑日記」 森達也「森達也公式ウェブサイト」 追加リンクを探して、いくつかのブログを見て廻りました。今日はその時間が取れ、新…
アンテナに追加する新しいページを探していたところ、「Webちくま」の中にマイク・モラスキーさんの連載がありました。題名は「ジャズ喫茶という異空間 '60年代-'70年代の若者文化を歩く」。マイク・モラスキーさんの著書というと、『戦後日本のジャズ文化――…
とにかくいい天気でした。午前はのんびりと過ごし、今週の新聞を読み返しました。日々忙しく、じっくり新聞を読む時間もなく、過ごしていました。時間に追われず時間を使うこと。こうした時間も大事なことを実感しました。新聞を整理していると、2/3朝日新聞…
今日は気分転換にいつもの「ブ」に立ち寄り、店内を一巡しました。単行本、新書、文庫と掘出し物はなし。それでもなお新書、文庫をもう一度。そう見ると、いままで見落としていた本が「浮上」してきます。その中から次の2冊を購入しました。 大塚英志『「おた…
今日は榮久庵憲司『道具考』(SD選書-鹿島出版会)を読了。榮久庵さんは<日本の工業デザイン界の草分けであり、今日に至るまで日本の第一人者>です。この『道具考』は裸本で購入しましたが、各章ごと折込ページが入り、図版も多く、凝ったつくりの本です。内…
このブログはまずエディタで文章を作ります。次にその文章に合った写真を貼り付けます。最後に全体のバランスを見ます。そんな複雑なことをしているわけでなく、ごく単純に簡単にブログが出来上がります。しかし、それが完成したあとで「微調整」が必要にな…
今年の一箱古本市の予定が発表されました。当店はこの一箱古本市に参加する予定ですが、回を重ね、今年で8回となります。当店、初回は不参加でしたが、以降連続出店をしています。この記録は続けたいと思っています。いま読んでいる岡崎武志さんの『雑談王…
今日はまだ水曜日ではないのに、仕事の帰りに古本屋を見て廻りました。それほどの収穫があったわけではないのですが、それでも納得のいく1冊があれば、それはそれで満足なのです。例えそれが駄本であっても、読んで心打たれる言葉に出会えば、それは良書とい…
[渋谷で香港映画]快晴、風強し。今日は香港映画「天使の眼、野獣の街」を観るため渋谷に行きました。久しぶりの渋谷ですが、何といっても若者の多さに戸惑いを感じました。やはり渋谷は若者の街です。その映画はシネマライズで上映。上映時間ぎりぎり映画館…
今月の晶文社の新刊を見ると、かつての晶文社の本に近いように思えました。同社も業績低下のため紆余曲折があり、今日に至っています。本のラインナップを見ると、徐々に回復しつつあるように思えます。どうでしょう。2月の新刊は次の通りです。 浅生ハルミ…
2月の新刊文庫を紹介します。 加藤周一『私にとっての20世紀』岩波現代文庫 02/17 加藤周一『高原好日 20世紀の思い出から』ちくま文庫 02/10 まずは昨年12月に亡くなった加藤周一さんの文庫です。ともに各々の出版社の単行本オ文庫化です。後者はまだ未読な…