一箱古本市のことなど

今年の一箱古本市の予定が発表されました。当店はこの一箱古本市に参加する予定ですが、回を重ね、今年で8回となります。当店、初回は不参加でしたが、以降連続出店をしています。この記録は続けたいと思っています。

いま読んでいる岡崎武志さんの『雑談王』の中で、一箱古本市初回のことを書いている箇所を見つけました。初回はいろいろな方が参加していました。森まゆみさんはじめ、小沢信男さん、枝川公一さんなど。

<参加者は全部で七十五組。なかにはプロの業者もまじっていたが、ほとんどは本を売るなんて初めての素人。地域雑誌「谷・根・千(やねせん)」発行で知られる森まゆみさん、作家の小沢信男さん、枝川公一さんなどプロのものかきも参加され、豪華な顔ぶれも揃った。不忍通りを中心に、全部で十二のスポットに複数組が段ボール一箱分の古本を出品、私は団子坂の喫茶店「乱歩」脇の路地に設置した。>p70

この古本市で<これまでになかった本との出会い>を体験したといい、最後に次のようにまとめています。<本は読まれたい。客は本を欲しがっている。これを結び付ける手は、まだ残っているのだ。>p71

新しい本と人との出会いの場とそれを結び付ける機会はまだまだあります。一箱古本市はそれを実現し、いままで続いています。これからもそうした場所に参加し、いろいろな方々と交流していきたいと思っています。
 

雑談王―岡崎武志バラエティ・ブック      ワンダー植草・甚一ランド

 
山本善行さんの「古本ソムリエの日記」を読んでいると、なにやら古物商の届出をするようです。思い切り本を買いたいので部屋を借りたいとも書いています。となると、古本屋さんとして本格的にやろうとしている(らしい)。さて、どんな構想なのでしょう。今後の展開が愉しみです。

今日当ブログのリンクを見直しました。リンクが切れていたり、すでにそのサイトがなかったりしていましたので整備をしました。再リンクしたり、新たなリンクを追加したりしました。詳しくは「リンク」一覧をご覧下さい。