2月の新刊文庫

2月の新刊文庫を紹介します。

まずは昨年12月に亡くなった加藤周一さんの文庫です。ともに各々の出版社の単行本オ文庫化です。後者はまだ未読なのでマークしました。

寺山本もカバーデザイン等を変え出版されます*1が、河出文庫のデザインが一番しっくりくる気がします。河出文庫のフォーマットは粟津潔さん、カバー装幀は鈴木成一さん。*2

文庫のカバーデザインは著者と本とに関係し重要です。例えば、唐十郎さんの角川文庫のデザインは合田佐和子さん。これは唐さんに相応しいデザインだと思います。

堀江さんの本なので買いです。カバーデザインはいつもいい。

  • 森銑三『落葉籠(上)』 中公文庫 900 02/23

この文庫は上下二巻。森銑三さんの本は必ずマークしています。

またまたウェッジ文庫。この2冊はどうでしょう。楠見さんの本も気になりますが、平山さんの本は平山蘆江さんって?と東京本であるという点で興味持ちました。これがウェッジの狙いなのでしょう。

*1: 林静一さんのものも、hanaeさんを使ったものもどうもイメージが違う!気がします。どうも寺山さんのイメージを取り違えているのかもしれません。編集部が?、いや私が?

*2:この河出文庫の「寺山修司コレクション」を蒐集していますが、まだ全巻揃っていません。<本当の意味での良い古本に出会う秘訣は、集書のテーマを持つこと、時間をかけることである。>樽見博『古本愛』(平凡社)より