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<本書は英米を中心にした文学批評家として、また読売、毎日、朝日など各主要メディアの新聞書評委員として四半世紀以上の経験を積むアメリカ文学者が、最新の小説を語る文芸時評から専門の学術書をめぐる批評まで、ひいては書評家生命を賭けた文学賞審議まで、これまでの書評の仕事を網羅し、アカデミズムとジャーナリズムの境界線を難なく横断しながら、苦しくも楽しい書評の方法論を構築し伝授する、文字どおりの「書評家の仕事」である。>

吉岡実は何を思って戦地へ向かったのか?田村隆一はどこで終戦を迎えたのか?戦後の詩による第一声はどこで発せられたのか?詩の新しい時代をつくりだそうとする若者たち、混沌のなかで詩を必要とした若者たち、ひとはなぜ詩を求めるのか―激動する詩の運動の現場に立ちつづけた著者が、自らの体験を軸に若き詩人群像を生き生きと描きだす。埋もれていた珠玉の作品も多数収録。>

想い出のブックカフェ 巽孝之書評集成      戦中戦後 詩的時代の証言―1935‐1955