坪内祐三さんの話

秋も深まり、静かな夜。秋の夜長は、やはり読書です。今日はまず坪内祐三さんの話から。

坪内さんが「週刊ポスト」今週号で、向井 透史さんの『早稲田古本屋街』を取り上げ、高い評価をしていました。私はまだ読んでいませんが、文章といい、内容といい、いいらしい。( 未読ですので、ご容赦の程。)

また、今週の「週刊文春」の「文庫本を狙え!」では『ヴォイツェク ダントンの死 レンツ』(ビューヒナー著 岩淵達治訳 岩波文庫)を取り上げ、次のジョージ・スタイナーの文章を引用しています。これはその一部。

ランボーを除けば、これほどの若さでこれほど完全な自己実現をなしとげた作家は他にいない」。「ビューヒナーがいなければブレヒトは生まれなかったかも知れない」。

こう書かれると、なるほど、これまた面白そう。まだまだ知らない著者や本があることを再認識しました。