大手書店が意外に好調な理由

苦境の出版界でも大手書店が意外に好調な理由 紀伊國屋書店トップが語る出版界の再生策 | コロナショック、企業の針路 - 東洋経済オンライン https://t.co/F7zAtUJzZw #東洋経済オンライン @Toyokeizaiより

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BRUTUS(ブルータス) 2019年11/1号No.903[本屋好き。]

BRUTUS(ブルータス) 2019年11/1号No.903[本屋好き。]

  • 発売日: 2019/10/15
  • メディア: 雑誌
 

 

エリック・ホッファー『魂の錬金術』

先日図書館から借りてきたエリック・ホッファー『魂の錬金術』(作品社)を読了しました。副題 全アフォリズム集。ホッファーの生きた哲学は次のようなものです。

 わたしは専門的な哲学者ではない。抽象的なことは扱わないからだ。一枚の葉や一本の枝が幹から育つように、わたしの思想は、生活のなかから育ったものなのだ。p212

この本を通読して数多くの付箋が林立してしまいました。それは気の利いたアフォリズムの数と比例しています。それらをすべて列挙するわけにもいきません。そこで、そのなかからいいアフォリズムを掲載します。

 真の創造者は、それ自体で生命をもつもの、彼がいなくても存在し機能しうるものを作り出す。これは著述家や芸術家、科学者だけでなく、他の分野の創造者についても例外ではない。コメニウス(チェコの思想家)の言葉を借りれば、創造的な教師とは「より少なく教え、より多く学ばせる」者のことであり、創造的組織者は、彼なしでもうまく機能する組織をを作り上げる。真の指導者が力を発揮するとき、支持者たちは「自分たちの力でそれをやった」と言い、偉大な指導者がいなくても偉大なことができると感じる。創造力のない者たちにかかると、逆のことが起こる。彼らが手配することすべてについて、彼ら自身の存在が不可欠となる。p163

 

銀座ユニクロトウキョウの新たな挑戦

銀座ユニクロトウキョウで浮き彫り、ユニクロに起きているある変化|BUSINESS INSIDER https://t.co/7goH7PSd1q via @BIJapan 銀座のユニクロは何か違う。その何かを丁寧に解き明かしています。ユニクロのいまとこれからに関心のある方は必見必読の価値があります。

水無田気流さんの連載と本

いま電車のなかで、新聞を読んでいる人が一人もいません。スマホやゲームをやっている人が目立つばかりです。

かつてビジネスマンは、日経新聞をとり、それを仕事に活かすのが常識だといわれていました。今はそんな時代ではなく、スマホで情報収集するのが当たり前になりました。

ビジネスに役立つのなら、どんな情報でも、どういう入手方法でもいいのですが、いまは何と言っても、日経新聞ではなくヤフーニュースを読んでいます。

月曜日の日経新聞を見ていると、いつも楽しみな連載が掲載されています。それは水無田気流(みなした きりう)さんの「ダイバーシティ進化論」です。今週のそれは<化粧品大手「美白」の文言撤回「どの肌の色も美しい」世界に>です。

水無田さんの本で印象に残っているのが、『「居場所」のない男と「時間」がない女』(日本経済新聞社)です。こうした男女がこれから幸せになるために何が必要かを書いています。まさにいまの男女・家庭に相応しいテーマです。

この本、2015年に出版されたものですが、興味のある方はぜひ一読ください。また、この連載「ダイバーシティ進化論」も単行本になったら、再読したいと思っています。

「居場所」のない男、「時間」がない女

「居場所」のない男、「時間」がない女

  • 作者:水無田 気流
  • 発売日: 2015/06/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

先週の書評欄より

今日は朝から雨降りで、湿度も高く、いやな週の始まりになりました。昨日ブログでも書きましたが、コロナの感染者が増えるばかりで、一向に減る気配がありません。東京はまだ3桁のままです。先週から、コロナの新規感染者の数ばかり気になり一喜一憂しています。

先週末は東京都知事選もあり、また私事多忙で、何やら騒がしく1日が過ぎていきました。いつもでしたら、土曜日か日曜に、新聞の再読をするのですが、今週はそうした余裕もありませんでした。そこで、今日未読の記事を読みました。

一週間分の新聞を再読するには、大変な労力が必要です。それも一週間分となると、半端な頁数ではありません。すべて目を通すわけにもいかないので、読書欄だけは最低再読するようにしています。今回気になったのは次の書評です。

大江健三郎『見るまえに跳べ』新潮文庫(選者 加藤陽子
田中小実昌『ほのぼの路線バスの旅』中公文庫(評者 荒川洋治

*編集後記では田中小実昌さんの『ポロポロ』(河出文庫)が追記されていました。

以上、毎日新聞  7/4「今週の本棚」より。

見るまえに跳べ (新潮文庫)

見るまえに跳べ (新潮文庫)

 
ほのぼの路線バスの旅 (中公文庫 た 24-3)

ほのぼの路線バスの旅 (中公文庫 た 24-3)

 
ポロポロ (河出文庫)

ポロポロ (河出文庫)

 

 

やるべきことをしっかりやる!

東京の新感染者が3桁を超えています。20~30人ぐらいでしたらまだよかったのですが、予想外の数字になってしまいました。TVのインタビューでは各人各様にコロナに対しての不安を語っています。

感染すれば、本人だけでなく、家族、会社、学校など、いろいろな影響を及ぼすことになります。そうならないために、ニューノーマルに基づき、やるべきことをしっかりやること!が必要になります。

コロナの治療薬やワクチンは来年できるようですので、それまではじっと我慢になります。いくら急いでも、よい薬やワクチンができない限りコロナに対抗できません。来年まで長い戦いが続きます。

忍耐と希望とはほとんど同じものだ。ヴォルス「箴言

今日は7月1日

今日は7月1日。今年も半年過ぎてしまいました。あっという間の6ヶ月。コロナショックのせいで、時の過ぎるのが実に早い!あと半年で2020年も終了です。

そう考えると、今年も半年でいろいろなことがあり過ぎました。コロナのせいで、すべてが変更、中止、延期になりました。あまりの忙しなさに後追いが大変でした。

まだ、コロナは終息する気配がありません。それまでには1年から2年はかかると言われています。来年のオリンピックもどうなるのかも疑問です。

それより何より早急な課題はコロナ問題です。コロナ感染者がまだ増えています。また第2波の問題もあります。今の水準より、感染者が減らないと、コロナ対策の出口も見えてきません。

そんな状況のなかで、自粛が解除になり、今日から通常の日々が再スタートしました。今まで開いていた公共図書館も開館しましたので、立ち寄りました。

いつもの図書館と同じなのですが、検温、消毒等の厳重な感染対策が行われ、一人の滞在時間は2時間と言われました。2時間あれば、本を選択するには十分ですが、来館者はそれほど多くありません。

今日は平日で、雨降りなので、時折強風。来る人も少なくなるのは当然です。来館者数はこれから増えてくると思いますが、何とも静かな雰囲気でした。

本日の借りた本は次の2冊。

エリック・ホッファー『魂の錬金術』作品社
メイ・サートン『夢みつつ深く植えよ』みすず書房

 

出版状況クロニクル 6月

出版状況クロニクル146(2020年6月1日~6月30日) - 出版・読書メモランダム https://t.co/NmAnHCLiZX

6月の出版状況クロニクルの中で、気になったのが次の2点です。

①  8  のブックオフの今期の決算報告について。本の売上は横ばい、それ以外の売上が好調だそうです。いまは本の売上減少をそれ以外の商品の売上でカバーしています。詳細については今期の決算報告の数字をご覧下さい。

これからはコロナ禍の影響もあり、来期の決算は今期以上に売上利益とも減少する見込みです。来期はそれをどうカバーするか。厳しい現実に直面することになりそうです。果たして新しいビジネスモデルを創り出すことができるのか。今後のブックオフを経営戦略が問われています。

②  11  の『アサヒカメラ』が20年7月号で休刊について。これもまたデジタル化、ネット化の影響でしょうか。『アサヒカメラ』だけでなく、雑誌全般が売上の低迷、ネットマガジンの増加で、雑誌も休刊廃刊が増えています。実際に雑誌を購入する機会がどんどん減っています。

私の場合も、この1ヶ月雑誌を購入していません。以前ですと、週刊誌を何冊か購入していましたが、いまはネットマガジンで見ること読むことができます。それで十分ではと思っています。となると、これから紙の雑誌はどうなるのでしょう。