久々の神保町 ・・・ 2/17(金)の記事
今日は時間が取れたので、久しぶりに神保町に立ち寄りました。コミガレ、タテキンなどを廻りました。はじめは低調でしたが、コミガレで3冊買い、気持ちが好転、少々強気になって、9冊購入してしまいました。
はじめの○冊は大事です。これで勢いがつくかどうか。つき過ぎてはいけませんが、買いの波が来るときがあります。それに上手く乗らないと、その日はハズレで終わってしまいます。ここが微妙です。
今日買った単行本、新書、文庫は次の通りです。
- G・スタイナー『言語の沈黙 上 』せりか書房
- 好村冨士彦『希望の弁証法』三一書房
- 平出隆 『ベースボールの詩学』筑摩書房
- 山田吉彦 『モロッコ』岩波新書
- 真壁仁編 『詩の中にめざめる日本』岩波新書
- 常盤新平 『コラムで読むアメリカ』旺文社文庫
- 久保田二郎『そして天使は歌う』角川文庫
- 徳富健次郎『順礼紀行』中公文庫
- 吉村昭 『三陸海岸大津波』文春文庫
和物中心で洋物を買わないという鉄則があったのですが、G・スタイナーさんの本は上だけで汚れ・傷みもあったので考えましたが、何と言っても由良君美他訳が効いていて、戻すことが出来ませんでした。由良さんの本も、本当ない。あっても高価です。
この中でもう一冊、気を引いたのが山田吉彦(きだみのる)さんの『モロッコ』です。これについては書くとまた切りがなくなりますので、次回にしますが、1939年のモロッコ紀行の本です。1939年、なぜモロッコ・・・。これだけのものが拾えるのは、さすが神保町です。
神保町を一巡したあと、古書モールのつん堂さんの棚を見てきました。昨年後半からつん堂さんの活動が加速しています。神保町の棚、西荻窪・盛林堂書房の「古本ナイアガラ」の棚、長野の光風舎の棚と、今3ヶ所に棚借りをしています。
長野の棚の品揃え?ですが、神保町の棚と古ナイの棚と明らかに品揃えを変えています。前者は棚の数が古ナイよりも多いので、単行本、新書、文庫が扱われ、値段もお手頃価格です。後者は棚1段ですから、単行本の中価格以上のものが並んでいます。
つん堂さんとしてはいろいろと「実験」をしているのだと思いますが、これだけの棚を埋める在庫があるということに驚いています。この3ヶ所に出品していると、家の在庫もかなり減るのではないでしょうか。
神保町の棚も最下段に開きがありました。それだけ、売れているのでしょう。早急に補充すると思いますが、それにしても・・・・・。補充してもあの状態が続くと、やはり神保町、売れる!のです。
これからのつん堂さんの実験レポートに注目したいと思います。