「古本ナイアガラ」の棚の入替

昨年12月に「古本ナイアガラ」をスタートし、2ヶ月が過ぎようとしています。12月は本の本(本を読むための本)というテーマで棚づくりをしました。また、1月は編集者の本(編集者の本音)で品揃えをしました。

さて、2月はというと、今日「古本ナイアガラ」のフリーペーパー「旅のしおり」の完成を記念して? 旅の本(旅とワンコイン500円)を並べました。どんなものが並んでいるかは「古本ナイアガラ」の棚をご覧ください。一部掲載しました。

旅の王様      ノスタルジー大通り―ほがらかな旅の技術      作家は移動する
 
 
南の話      すぐそこの遠い場所      旅する力―深夜特急ノート
 
近いようで遠い、遠いようで近い、すぐそこの遠い場所へ
自らの心を解き放つための、永遠に未完の旅が、今始まる



そして、あの田村隆一さんは旅について、次のように言っています。

 旅することは、未知なるものとの交流である。知らない土地、顔、言葉、花、小動物、野草、雑木、海の色の変化、そして自分自身。遭遇しながら自分の肉眼を養っていく。肉眼だけが詩を読むことができる。
 概念で物を見ていたら、たちまち、生物は呼吸しなくなるだろう。愛をもって観察することだ。愛をもって遊ぶことだ。
 空しい人生も立派な旅。人生の旅は面倒くさそうかい?でもね、堂々と空しい期待を抱きつづけるのさ。
 あなたは、人間なんだから。旅は人間の特権なんだから、いい旅をしようじゃないか。なっ。