『彫刻家・舟越桂の創作メモ 個人はみな絶滅危惧種という存在』
2/7の「アセンス書店日記」より。どうも気になってしまった一冊がありました。それが『彫刻家・舟越桂の創作メモ 個人はみな絶滅危惧種という存在』(集英社)。
冒頭、次のように書きます。
現代を代表する彫刻家 舟越桂が30年以上にわたって書き続けた創作メモには、芸術論、人生論、家族論など、生きるヒントが詰まっています。
それ以上に、そのカバーが気になります。
舟越さんの作品の人ではあるのですが、どうも不均衡・・・その女/母の顔と体の奇妙なバランス・・・どうも不安定・・・空ろな眼と豊かな胸・・・どうも不自由・・・首ばかりがなぜ長い? そしてその写真の上に、「個人はみな絶滅危惧種という存在」というタイトルが配されて・・・。
やはり、手に取りたくなりますね。そして思います。「個人はみな絶滅危惧種という存在」ではあるけれど・・・・・。