今日は松浦弥太郎さんの本を

ブログ記事のタイトル通り、今日は松浦弥太郎の『場所はいつも旅先だった』を読み始めた。というのも、今日のブログめぐりで、いい本の情報がなかったという理由からです。

情報は絶えず流動しています。情報の多さ、速さから、いい情報を探すことがしだいに難しくなっています。情報過多なかで、取捨選択を通して、便利になった?というより不便になった!のかもしれません。

いい情報とは自分にとって意味のある情報、価値ある情報です。それをキャッチするために、アンテナを高く立てて、電波を全方位受信できるようにすること。そしてその感度を上げることが必要になります。

受信した情報は内容から判断し、いい情報だけを残し、保存された情報からブログ記事を作成します。この作業を繰り返す中で、そのノウハウを身につけ、いい情報からいい記事が書ける?と思います。

今日は、「アンテナ@四谷書房」を一巡し、いい本の情報がなかったので、松浦弥太郎さんの文庫『場所はいつも旅先だった』についてメモしておきます。

松浦さんの本が徐々に文庫化されていますが、まだ4冊しかありません。それもすべて集英社文庫

但し、『くちぶえサンドウィッチ』は集英社文庫と静山社文庫の2つがあります。また『最低で最高の本屋』も集英社文庫DAI-X出版の仕事と生活ライブラリーの新書サイズのものと、こちらも二種類あります。

松浦弥太郎さんの文庫】


本業失格 (集英社文庫)      最低で最高の本屋 (集英社文庫)      場所はいつも旅先だった (集英社文庫)


 人生がひとつの旅であれば、その旅をどうやって歩んでいくのか。のらりくらりと人や社会の流れに身を任せてゆくのも楽で良いが、そこには自分の意志や工夫、発明、時には流れに逆らおうとする勇気がない。苦労の末の喜びもない。行き先がわからない船になんとなく乗ってしまうことほど不安なことはない。あるのは大勢のなかにいる、一種のおかしな安堵のみ。まあ、それでも生きてはいけるが、ここはひとつ、そんな船から、広くて大きな海原へとエイッと飛びこみ、自分の力で泳ぎ、自分の船と地図を作り、いつまでも続くであろう旅を存分に楽しみたい。旅らしさを旅にするヒントはそこにある。遠い国へ行くことだけが旅ではない。旅とは物理的なものではなく、あくまでも精神的なものである。家にいようと、近所にいようと、ちょうとした工夫や心の持ちようで、自分だけの有意義な旅は作ることができる。『場所はいつも旅先だった』(集英社文庫)p230

読書も然り。