今日は古本屋めぐりを

本当に水曜日が My 古本の日なのですが、予定は未定にして・・・ということで、今日古本屋めぐりをしました。いつもの古本屋さん、最近どうも当たりがわるく、ヒットしません? やはり土日が狙い目か。

古本屋さんと「ブ」も廻ったのですが、今日の収穫は次の通りです。3冊とも詩集になってしまいました。特に「あとがき」からの引用は深い、重い。

  • 長田弘  『人はかつて樹だった』 みすず書房
    この詩集の21篇は「思わぬがんの告知をうけた家人に付き添って、傍らに、木のように、ただここに在るほかない、この冬からの日のかさなりのなかで編まれた」一冊です。
    (「あとがき」より )
  • 天沢退二郎『悪魔祓いのために』 思潮社
    「この三年間は、きびしい歳月であった。≪悪魔祓い≫という、詩書の題は若干問題のある語句をあえて用いることとした。
     読者へのお願いはただ一つ、読んで下さい ー これに尽きる。」
    (「あとがき」より )
  • 吉増剛造 『剥きだしの野の花―詩から世界へ』 岩波書店
    イェイツ、道元親鸞、賢治から現代の創造の現場へ ― 日本語のあらゆる可能性を駆使して、多層性として顕れる世界を深奥から豊かに再ー創造する。」
    (帯より)


詩集 人はかつて樹だった      悪魔祓いのために       剥きだしの野の花―詩から世界へ