付箋の使い方

付箋といっても、それを知っている人いない人、使ったことのある人ない人、様々でしょう。付箋は本や文書でメモをする際、またマークする際に使います。

1980年代前半でしたか、あのポスト・イットという商品が発売されました。

この商品は新しい接着剤を開発している時に企画された商品でした。当時は失敗作でしたが、本の栞に転用できないかということで、リメイクされたのがポスト・イットでした。

商品としては半信半疑のものだったのですが、試作品が企業で好評を博し、一躍注目の商品となりました。商品企画において、失敗作から世界的ロングセラーが誕生したというストーリーは今でも有名な話です。

私も愛用者のひとりです。この便利さは使え使うほどくせになります。最近の新しい活用法として、読んでいる本の見返しに10枚ぐらいの付箋を貼っておきます。必要な時に即書ける、即貼れるので重宝しています。

もしこれがなかったら、本に何かを挟んだり、ページの隅を折ったり、下線を引いたりと、いろいなやり方でマーキングをしていたことでしょう。

PCのソフトでも、この付箋と同じものがあります。今使っているのが「PcHusen」というフリーソフトです。いろいろあるソフトの中で、これがシンプルで使いやすかったので、今も使っています。

使い方はポスト・イットと同じように、付箋を新規作成し、コピペをしたり、入力したりして、ディスプレイ画面にその付箋を貼り付けます。

この「PcHusen」を使って、こうして文章を書きます。

(1)必要な資料を収集します。それらを「PcHusen」に貼り付けます。ネット情報はアドレスからリンクすることができるので、必ずリンクもコピーします。

(2)収集した資料を読み、内容を吟味し、序列を構成します。序列に沿って、内容の過不足をチェックします。

(3)資料がまとまったら、「PcHusen」で文章を書くのではなく、エディタ「EmEditor」で文章をまとめます。

こうして例えばブログ記事が完成します。

しかし、この付箋について気になっていることが2つあります。

第一は、実際の付箋を貼った箇所が読み手から見えなくなってしまうということ。これは読書しているときにたいへん不便です。透明な付箋「透明スリム見出し」(住友スリーエム)であれば、本を読むときの不便を感じません。

第二は、付箋の糊の問題です。かつてはその糊が本や文書を傷めると言われていたのですが、いまはどうなんでしょう。例えば後々あとが残ったり、変色したりしないのでしょうか。その点が心配です。

※付箋ソフトでいいものがありましたら、お知らせ下さい。

リトル・ピープルの時代