台風の日は家にいて

台風一過、静かな夜に、秋の虫の音が戻ってきました。ここ数日で、一気に肌寒くなりました。それもそのはずです。最低気温は20℃を下回りました。明日からしばらくはこうした天候だそうです。

しかし、久しぶりの台風。凄かったですね。空が鉛色になり、ごうごうと音が聞こえ、雨が断続的に激しくなり ・・・・・ 。TVの気象情報を見ていると、帰宅の人たちが列車の運休でまた家に帰れずの状態でした。

電車が止まれば、まず駅に並び、それがダメなら、バス停に並び、それがだけなら、タクシーを待ち、それでもダメなら、あとは歩くしかありません。これは3月11日に見た光景と同じです。

今年は日本全土が自然の猛威と原子力の驚異に晒されています。特に、自然は予測も管理もできません。ニュースを見ていても、噴出す水、崩れ落ちる山、渦巻く濁流等々。自然の力の底知れなさを改めて感じます。

そんな日は、外にでず、家にいて、ブログめぐりを。

まず「ニューヨークの遊び方」を見ると、なんと秋のセントラルパークを紹介していました。草木の緑が鮮やかで、人がそれぞれの時を過ごし、柔らかな陽射しが・・・。まさに、 Autumn in NewYork !

ブログでも毎年秋になるとニューヨークについて書いている気がします。「ニューヨークの遊び方」がいまのニューヨークを伝えています。それを見ながら、いつもお決まりの、ニューヨークに行きたいという話になってしまいます。

次は本についての情報を。サイト巡回して、気になった本を紹介します。今日は「opics/注目の新刊」で見つけた一冊です。

嵐が丘』 などの翻訳で大活躍の著者、初の書評集。今世紀初めから約10年間の傑作、話題作を中心に、おすすめ本240冊を紹介する。読書の愉しみがつまった最新最強のブックガイド。

私は翻訳よりも先に書評で鴻巣さんを知りました。いつでしたか、朝日新聞の書評欄で、鴻巣さん書評を読みました。それがどんな本の書評だったのか? しかし、いい書評を読み、いい書評家に出会えた気がしました。

教訓:出会いは不意に訪れます。見過ごさぬように。人も本も。

あれから鴻巣さんの書評は必ず読むようになりました。この一冊で240冊の書評を読むことができるとは何たる至福でしょう。しばらくはこの一冊で愉しむことができます。

本の寄り道        全身翻訳家 (ちくま文庫)