8/14新聞の読書欄より

1. 朝日新聞は「本と一緒に江戸を行く」というテーマで三池崇史監督とペリー荻野さんの対談、それから横浜国立大学川添裕、作家木内昇、アズビー・ブラウン皆さんが江戸について書いています。( この内容が新しくリニューアルされた「BOOK asahi.com」に掲載されています。)

江戸のおススメの本も紹介していますが、その中から面白そうな本を3冊上げておきます。


美術という見世物 油絵茶屋の時代 (講談社学術文庫)     逝きし世の面影 (平凡社ライブラリー)     江戸の想像力―18世紀のメディアと表徴 (ちくま学芸文庫)



2. 「本の話」休刊

文藝春秋のPR誌「本の話」9月発売の10月号で休刊するという記事が8/14の日経新聞に掲載されていました。休刊後は新刊紹介など企画部分の約30ページを同社の月刊誌『文芸春秋』の中に移行、連載中の作品はホームページで毎月1回更新していくそうです。

*1:幕末に日本を訪れた外国人が一様に人々の陽気さに驚いたというのは、渡辺京二『逝きし世の面影』にもある通り。「話し合うときには冗談と笑いが興を添える。日本人として生まれつきそういう気質があるのである」。季節を愛で、贅沢はせずとも身の回りのものを工夫して楽しみ、他人と気楽に付き合い、洒落や冗談を絶やさない ― これぞ生活者としての極上の英知という気がしませんか?(木内昇)