松岡正剛セレクション

ISIS本座」で松岡正剛さんがおススメの電子書籍を紹介しています。これは電子書籍で読んでもいいわけですから、そうでない活字書籍(?)で読んでもいいはず。松岡さん自身は次のように言っています。

本はつながっている。言葉は本をまたぎ、十行が千冊を呼び、そこに人が頻繁に出入りする。電子の仕組みはそれらのつながりを新たに、重層的に連想的に支えていくにちがいない。

私は電子書籍がそれほど必要だと感じていません。いままでの本で十分ではないかと。それでもこれからの書籍の形態を考えると、やはり無視できません。電子書籍がこれからどうなるのかは不可避のテーマです。

このテーマについてはまた書くとして、今回は松岡セレクションの紹介をします。

こう並べてみると、なんと未読本が多いこと。読んだ本のほうが少ない。例えばまず松岡さんのおススメは、松本健一『日本のナショナリズム』(ちくま新書) です。これは読んでみたい一冊です。

また、高木仁三郎原発事故はなぜくりかえすのか』(岩波新書) は今この時期に読むべき一冊でしょう。いま、これからエネルギー問題がクローズアップされる中で、原発事故をきちんと理解するための必読書です。

私のおすすめは何と言っても、小林秀雄『考えるヒント』(文春文庫) です。これは4冊あったと思いますが、できたら1〜4までを読んでもらいたい。小林秀雄さんの批評やエッセイは繰り返し読むべき作品だと思います。

日本のナショナリズム (ちくま新書)         原発事故はなぜくりかえすのか (岩波新書)
 
 
考えるヒント (文春文庫)         考えるヒント〈2〉 (文春文庫)
 
 
考えるヒント 3 (文春文庫 107-3)