最相葉月さんのおすすめのノンフィクション
電子書籍の紹介ページ、ASAHI eBOOK AVENUE。今週は、本の達人・最相葉月さんが「原発事故はなぜくりかえすのか」について、国のエネルギー政策を放置してきた「私たち」に猛省を促す書であると紹介しています。
という文章を読みました。
最相さんだからという、一種の信頼感で、そのページに行き、最相さんの文章を読みました。電子書籍の紹介というより、「本の達人」*1としておすすめ本を紹介していました。
最相さんのおすすめは次の通り。すべて一級のノンフィクションです。
- 高木仁三郎著 『原発事故はなぜくりかえすのか』(岩波書店)
- 石牟礼道子著 『苦海浄土 わが水俣病』(講談社)
- 柳田邦男著 『空白の天気図』(新潮社)
- 田山花袋著 『東京震災記』(インタープレイ)
- 山崎朋子著 『サンダカン八番娼館』(文藝春秋)
- 本田靖春著 『誘拐』(筑摩書房)
- 近藤紘一著 『サイゴンから来た妻と娘』(文藝春秋)
- 松下竜一著 『ルイズ 父に貰いし名は』(講談社)
このなかで、柳田邦男著『空白の天気図』(新潮社)と近藤紘一著『サイゴンから来た妻と娘』(文藝春秋)を読んでいません。後者については、最相さんが次のように書いています。この3冊はぜひ読んでみたいと思いました。
次作『バンコクの妻と娘』、第三作『パリへ行った妻と娘』と読み進めるうちに少しずつ変化していく。まだ電子化されていないので、関心のある方はぜひ紙の本を入手して読んでみてほしい。
このノンフィクションのラインアップを見直して、やはりさすがだと思います。未読もありますが、すべて再読したい気持ちです。いい本、まだまだあります。