ブログめぐりから

今日はブログめぐりをして、いい記事を読むことができました。ひとつは「読書で日暮らし」の「山村修への想い」。もうひとつは「日用帳」の5月21日の記事「銀座線で渋谷へ。地下鉄と東横百貨店と東横電車の1930年代渋谷。」です。

前者の記事「山村修への想い」は山村修さんの『禁煙の愉しみ』が2000年に新潮OH!文庫に入り、山村夫人がその解説を書いています。Tsubuteさんはその文章を辿り、山村さんの会社人と書評家としての日常を知ります。

そして、

 山村修に伝えたい。あなたが、文字通りに精と魂を込めて書かれた文章の数々、書評の一群によって、私たちは素晴らしい本との出会い、それを読む幸せな時間を得ることができるのだということを

とまとめます。

こうした著者のとの出会いが、本とのいい関係をつくります。いい関係ができれば、本を読む愉しみと本から本への拡がりも増えます。そしてまた新しい出会いを求めて、本の森を進むことになります。

この本の森には決められた道がありません。自分で道をつくるか、森をよく知っている案内人とともに歩くか、のいずれかです。山村さんは、よく森を知っている、信頼できる案内人でした。

禁煙の愉しみ (新潮OH!文庫)      気晴らしの発見 (新潮文庫)      遅読のすすめ



もうひとつの記事はつとに周知の「日用帳」です。この記事を見て、読んで十分愉しいブログです。このブロガーのプロフィールには次のように書いてあります。

藤田加奈子。歩行と読書。
紙上のモダン都市散策。

前々から気になっていたのですが、なぜか検索をしませんでした。あまりに愉しい「モダン都市散策」をさせてもらい、その文章、引用、写真にはいつも眼を見張っていました。ブログでもこれだけの記事が書ける!のです。

今日はなぜか・・・気まぐれですね・・・「藤田加奈子」さんを検索をしました。すると、なんと「ナンダロウアヤシゲな日々」の「2006-11-17 名コンビ、誕生す」で次のように書いてありました。

7時、〈八羽〉にて、濱田研吾くんと藤田加奈子さんの結婚を祝う会。濱田くんは『徳川夢声と出会った』(晶文社)や『脇役本』(右文書院)の著者。藤田さんは戸板康二愛好サイトの主宰者にして、ブログ「日用帳」の主。二人が付き合っていたことは昨年から知っていたが、結婚を知らされたのはつい最近だ。

とこれまたびっくり。そうでしたか。すでに5年前に結婚されていたとは知りませんでした。日々、この?!の連続です。たから、アンテナは全方位 360度。