5/8新聞書評から気になる本

5/8(日)の新聞の書評欄から、気になる本を3冊紹介します。まずは朝日新聞から次の2冊。

  • 三山喬 『ホームレス歌人のいた冬』 東海教育研究所 1890円
  • ピーター・へスラー 『疾走中国 ― 変わりゆく都市と農村』 白水社 2730円

へスターさんの本は同日日経新聞の書評欄でも取り上げていました。書評がダブルことはあまりないのですが、ないわけではありません。それだけ関心が高いということでしょうか。注目度○ではなく◎としてメモしておきます。*1

中日新聞/東京新聞の書評 ・・・ これはネット上で読んだもの ・・・ では、次の1冊が気になりました。この本も、どこかの書評で取り上げていた記憶が ・・・ 、しかし、定かではありません。

書評を読むと、海野さんの博覧強記の知識と自由自在の引用で、面白そうなおじさん・おばさん論になっているようです。評者は文芸評論家の堀切直人さん。この新聞の書評担当なのか? であれば、これからも堀切さんの書評を必読したいと思います。

ホームレス歌人のいた冬     疾走中国 ─ 変わりゆく都市と農村      おじさん・おばさん論


堀切直人さんの著作】*2
 
新編 唐十郎ギャラクシー (堀切直人コレクション)     書遙游 (堀切直人コレクション)     新編 迷子論 (堀切直人コレクション)
 
 
浅草―江戸明治篇     浅草 大正篇     浅草 戦後篇


*1:中国はめまぐるしいスピードで、世界の最先端を走っています。書名のように、まさに疾走しています。
そうした中国で、一番知りたいのは中国の人々のことです。大きな時代の変化のなかで、人々はどうなのか。仕事はどうなのか。暮らしはどうなのか。中国の現在はどうなのか。未来はどうなのか。切りがないほど、疑問が浮かびます。
その疑問に適切に答えてくる本がありません。が、この本は答えてくれそうです。朝日新聞の評者 作家の楊逸さんの書評を読み、そう思いました。

*2:上段は堀切直人コレクション1・2・3、下段は浅草をテーマとした3部作、ともに右文書院から発行されています。