「海文堂書店日記」からNHK BS プレミアムへ

今日と明日が晴れ、木曜日は雨の予報です。最高気温も15度以上の日が続いており、春から初夏へ、といったところか。そんな日であっても、突風が吹いたり、余震があったり、自然は傍若無人です。

今日の午後、図書館から予約していた本が届いたとのメール。帰りに立ち寄り、予約本を借りてきました。それは安部ねり著『安部公房伝』(新潮社)です。*1

その他、棚を見て廻ったときに見つけた飯島耕一著『詩の両岸をそぞろ歩きする』(清流出版)と新刊の長田弘著『詩集 われら新鮮な旅人』(みすず書房)も併せて借りてきました。

安部公房伝     詩の両岸をそぞろ歩きする―江戸と、フランスから     われら新鮮な旅人――definitive edition



家に帰り、ブログめぐりをすると、「海文堂書店日記」のブログが目に留まりました。ブログでは新刊を出したクラフト・エヴィング商會を取り上げ、また同時に、高峰秀子さんを取り上げた本と原節子さんを取り上げた雑誌についての記事も掲載してありました。

そう、先週のNHK BS プレミアム「邦画を彩った女優たち」で高峰秀子さんを取り上げていました。

4/18(月)「女優 夏目雅子 笑顔に秘められた執念」
4/19(火)「高峰秀子と昭和の涙」
4/20(水)「岸恵子 わたしのままに」
4/21(木)「“桃井かおり”の作り方」

この番組は邦画に大きな足跡を残した女優さんを取り上げ、その人の魅力と人生を紹介していました。久しぶりにいい番組でした。4人だけでは物足りなく感じました。そして、継続してもらいたいと思いました。

例えば、川本三郎さんの『君美わしく 戦後日本映画女優讃』(文春文庫)を見てください。高峰秀子さんから香川京子さんまで17人を取り上げています。

君美わしく―戦後日本映画女優讃 (文春文庫)



この17人の中には原節子さんもいませんし、藤純子さんもいません。そう言い出すと切りがありません。そこで、選考基準を作り、それに見合った人を追加しすれば、特番でなく、レギュラー番組として十分成り立つのではないでしょうか。

NHK BS プレミアムが番組一新! 頑張っていますので、もうひと頑張り!ぜひ検討してもらいたいと思います。

海文堂書店日記」から横道に。またやってしまいました。

*1: いま、安部公房はどこにいるのでしょう。このところ取り上げられていません。もう過去の作家? いや、未来の作家なのですが ・・・・・ 。