3/18「五反田遊古会」へ
3/18(金)から19(土)にかけて、南部古書会館にて「五反田遊古会」が開催されました。今回の東日本大震災により、諸事の中止あるいは延期も増えています。3/18(金)行く前に、会館に連絡をし、中止かどうかの確認しました。開催とのことなので、久々に五反田に出向きました。
大震災後、被災地もまだまだ復興していないのですが、私たちの気持もまだの状態で、何とも精彩を欠きます。だからといって、何がどうなるわけでもありません。整然と日常を生き抜くこと! そして自らができることをすること! この2つをやっていくしかありません。
午前中に会館に着きましたが、すでに何人かの人が本を物色中。南部古書会館はときどき意外なものが意外な値段で紛れています。他の会館に比べても、当たりの確率が高いのではないでしょうか。期待度に比べて満足度は良しのレベル。今日もいい本を購入することができました。
会館を後に五反田周辺をひと回りしました。3月も下旬ですから、これから人が動く時期です。人が動くと物が動く。物が動くと本も動く。こう連動しています。ですから、今は1年のなかで、本を仕入するには一番いい時期なのです。しかし、これも大震災の影響で、かなりのばらつきと遅れが出ています。
この大被害の状況を考えると、本が飛ぶように売れるわけではありません。あまり買い過ぎると、在庫として残る可能性がきわめて高い。購入を抑え気味にして少しずつ売っていくというのが当面やるべきことです。これは本だけでなく、小売全般に言えます。小売にとってはきびしい年になりそう・・・なります。
[五反田周辺での購入本]
著 者 | 書 名 | 出版社 |
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唐十郎 | 腰巻お仙−特権的肉体論 | 現代思潮社 |
巌谷大四 | 本に親しむ | 福武書店 |
多田智満子 | 鏡のテオーリア | 大和書房 |
多田智満子 | 封を切ると | 書肆山田 |
赤瀬川原平 | 芸術原論 | 岩波書店 |
藤森+荒俣 | 東京路上博物誌 | 鹿島出版会 |
クラフト・エヴィング商會 | すぐそこの遠い場所 | 晶文社 |
米原万里 | 打ちのめされるようなすごい本 | 文藝春秋 |
巖谷國士 | シュルレアリスムとは何か | 筑摩書房/ちくま学芸文庫 |
大村はま | 日本の教師に伝えたいこと | 筑摩書房/ちくま学芸文庫 |