3月20日(日)「みちくさ市」中止

今日ブログを見ていて、「鬼子母神通り みちくさ市」のブログに「第10回 鬼子母神通り みちくさ市 開催中止のお知らせ」が掲載されていました。これにより、3月20日(日)のみちくさ市は中止となりました。

計画停電が実施される現状で、メールマガジンも当面配信停止する会社も増えています。電力、交通、流通、物流等が混乱し、被災地での救命、救出、救助が遅滞、まだ余震が続いていることを考えれば当然の対処でしょう。

被災していない地域においても、原子力発電所の事故により、ライフラインのひとつである電気の供給が間に合いません。それに伴い、計画停電を行うといいます。それだけ事故の被害甚大であったと言えます。

であれば、各家庭、会社等でライフラインを確保し、特に電気の節約をすることです。経済的には明らかにマイナスですが、そうしなければならない現状を理解し、各自が協力することが必要です。

今日スーパー、コンビニに行きましたが、パン、カップ麺食料品やトイレットペーパー等の日用品もありません。何も置いてない棚があちらこちらに。またガソリンスタンドには長蛇の列 ・・・ 。

そこでふと頭をよぎったのが、オイルショックの時にトイレットペーパー買い溜め騒動です。先行き不安とそれが集団心理となって、主婦がスーパーに走りました。何かそれに近い心理状態です。

古本酒場コクテイル 店番日記」の「テレビを消しませんか」では次のように言っています。<テレビを消しましょう。落ち着きましょう。パニックにならないのが、危機管理の第一歩なのでは。>

日常生活から国家対応までが万全磐石ではありません。では私たちはどういう対処をしたらいいのか。内田樹さんがブログ「内田樹の研究室」の3/13の記事「未曾有の災害のときに」で次のように言っています。この記事をぜひお読み下さい。

<「寛容」*1、「臨機応変*2、「専門家への委託」*3を、被災の現場から遠く離れているものとして心がけたいと思っている。>

増補版 街場の中国論


*1:「寛容」・・・ こういう状況のときに「否定的なことば」を発することは抑制する。

*2:臨機応変」・・・ こういうときこそルールの「弾力的運用」ということに配慮したい。

*3:「専門家への委託」・・・ 災害への対応は何よりも専門家に委託すべきことがらであり、いかなる「政治的正しさ」とも取引上の利得ともかかわりを持つべきではない。