なぜ恵文社一乗寺店に行くのだろう

1/23朝日新聞朝刊読書欄「挑む 変化のときに」は京都、恵文社一乗寺店が取り上げられていました。

この書店は京都のみならず全国でも有名な書店です。本好きにとっては京都で必ず立ち寄る書店と言ってもいいでしょう。しかし、わざわざ京都から電車に乗り30分、なぜこの書店に行くでしょう。

店長の堀部篤史さんはアルバイトとしてこの店で働き、2002年から店長に就任し、いまや本のセレクトショップとしての位置を固め、さらに生活のセレクトショップの運営をめざしています。

本についてはネット検索のように即座に結果が出るのではなく、<何かを探しながら次々と好奇心が広がっていく棚づくりこそリアル書店のあるべき姿>という「棚の思想」を持っています。

好奇心の広がりを生む棚づくり! これこそが、集客の原動力となっています。棚づくりは構想ありき。その構想に基づき、本をセレクトし、ディスプレイをします。( ここが一番重要!このノウハウをもっと知りたかった。 )

商品をセレクトする力が弱かったら、浅い広がりしか生みません。商品をセレクトする力が強ければ、深い広がりを生み出せます。それが店の文化です。

また、堀部店長はリアル書店として挑み続ける理由をこう言っています。

<文化的なものには意義があり、店そのものも文化だと思います。数値化されない価値観や美意識を磨くことは、文化や生活そのもの。そういう感覚が受容される社会であってほしいと願いながら、やっています>

生活に基づき、深い広がりを求めて、暮らしを愉しむ。これが恵文社一乗寺店流の生活のスタイルなのでしょう。そして一歩一歩さらに深く。これが洗練された文化を身につけることになるのです。

それを実践している、恵文社一乗寺店

改めてなぜと問うても、すぐ答えが見つかりません。だからこそ、また答えを探しに、京都、恵文社一乗寺店に行くことになるのです。

本を開いて、あの頃へ     コーヒーテーブル・ブックス ビジュアル・ブックの楽しみ方23通り     本屋の窓からのぞいた京都 〜恵文社一乗寺店の京都案内〜


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