これはいいブログ!
ブログめぐりをしていて、これはいいというブログに出会います。すると、そのことを知ってもらいたくなります。これは自然な気持ですが、それにぜひという思いが加わります。となると、そのブログを取り上げるしかありません。
題して、「これはいいブログ!」。今回取り上げたブログは2つ。
ひとつは朝日新聞 日曜版の読書欄に連載されるようになった、中野翠さんの「on reading / 本を開けば」( asahi.com>エンタメ>BOOK>on reading 本を開けば) これは明日で4回目の連載になります。初回から読んでいて、<文庫本を手に目的のある散歩>に同行しています。
これが愉しい。中野さんの紹介する場所と文庫と私想が重なり、なんともいい散になります。月島から始まり、東京各地をめぐる(おそらくその予定)散歩なのですが、ずっとこの連載が続いて、東京各地を紹介してもらいたいと思いました。
さて、明日は、どんな文庫を携えて、どこへ行くのでしょう。愉しみがまた先送りされます。待つも愉しみのうち。
もうひとつは、すでに当ブログでも紹介しました、恵文社一乗寺店の店長 堀部篤史さんのブログ「何を読んでも何かを思い出す」です。このブログは不定期に掲載されますが、更新されると、はてなのアンテナがキャッチし、すぐ読みます。
この店長ブログに掲載されている本は初めて知る本ばかりです。「喜ばしき驚き」です。堀部的視点といったら、あまりにも単純すぎますかもしれません。が、店長の記事を読んでいると、その本への関心が高まるのはなぜでしょう。
店長にとって、これはいい本で、こういう面白さがあって、ここがいいということを伝えたいのだと思います。その思いが強ければ強いほど、読む人がその記事に本への求心力を感じるのでしょう。
堀部店長の『本を開いて、あの頃へ 』(ミル・ブックス)*1を読んだときも、同じ感想を持ちました。
そうした求心力のある本のブログを、ブログの記事を読んだならば、これからも紹介したいと思います。
尚、堀部店長は現在「Lmaga.jp」で「ここだけの店、ここだけの話」を連載中です。