秋の読書特集−若者に贈る3冊
10/27の朝日新聞朝刊「秋の読書特集」で、中島京子、南木佳士、杉本博司、佐野眞一の各位が若者に贈る3冊を挙げています。
中島京子
著者 |
書名 |
文庫名等 |
販売価格 |
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1 |
高野秀行 | 異国トーキョー漂流記 |
540円 |
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2 |
古今亭志ん生 | なめくじ艦隊 |
693円 |
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3 |
ヴィスワヴァ・シンボルスカ | 終わりと始まり |
未知谷 |
1470円 |
著者 |
書名 |
文庫名等 |
販売価格 |
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1 |
大森荘蔵 | 流れとよどみー哲学断章 |
産業図書 |
1890円 |
2 |
宮本常一 | 忘れられた日本人 |
735円 |
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3 |
ヴィトゲンシュタイン | 750円 |
佐野眞一は<忘れられない本は、「冷や酒」のように後からきく>といい、忘れられない本とはなにかについて、次のように書いています。
<忘れなれない本とは、その著者の本を次から次へと読みたくなる本のことでもある。>
私にとって忘れられない本とは心の書棚にきちんと背表紙が見える状態で置かれている本ということになります。例えば、リルケの『マルテの手記』(新潮文庫)はそういう1冊です。