秋晴れ、古本屋めぐり
10月の3連休も今日で終わりです。この連休は初日「秋も一箱古本市」が雨天決行でしたが、そのあとの2日は秋晴れのいい天気でした。まさに秋日和。久しぶりの3連休でしたので、のんびりと過ごしました。
秋の一箱は雨が降り、各店をゆっくり見ることも、また買うこともできませんでした。そのせいか少し気持が晴れません。そこで、すっきりするために、古本屋めぐりをしました。
いつものコースは3つ。Nコース、Wコース、Sコース。さて、と選んだのはWコースです。このコースはBもあり、古本屋さんもあり、掘出物があるコースです。さて今日はどうか。そんな思いで、いつもの古本屋さんへ。
夕方というのに人はひっきりなしに棚を見ています。かといって、込んでいるわけでもなく、ほどほどに本が見れます。そして掘出物があるという、本好きにとってはなんとも居心地がいいのです。
今日はじっくりと棚を見ていて、店に30分以上もいました。途中、運よく本の補充があり、いい本を何冊か抜くことができました。いい本を抜くには開店時と補充時。これが狙い目でしょう。
ということで、購入した本は以下の通りです。
- 田村隆一 『詩と批評B』 思潮社
- 田村隆一 『書斎の死体』 河出書房新社
- 中村真一郎『文学としての評伝』 新潮社
- 本多秋五 『一閃の光』 筑摩書房
- 古山高麗雄『袖すりあうも』 小沢書店
- 佐藤嘉尚 『人を惚れさせる男 吉行淳之介伝』 新潮社
- 池澤夏樹 『海図と航海日誌』 スイッチ・パブリッシング
- 山田風太郎『コレデオシマイ。』 角川春樹事務所
- 吉田篤弘・坂本真理 『十字路のあるところ』 朝日新聞社
- 内田樹 『私家版・ユダヤ文化論』 文春新書
これで何となくもやもやしていた気持が吹っ切れたような気がします。本を買うことにはこうした効用もあるのです。この中で、補充時に抜いたのが5冊もあります。やはり、なのです。
それから田村さんの本を2冊見つけましたが、ひとりの著者の本が集中して補充されることもあるので、要注意!です。しかし、これもいつ、だれの本が補充されるかわからない。
古本屋さんに朝一番に行くことは可能です。しかし、どうしたら、うまく補充時に居合わすことができるのでしょうか。そのためには、何といっても日頃の行いが大事です !/?