トム・ブラウンの到達点
昨日のブログでへレーン・ハンフさんの『ニューヨーク、ニューヨーク』(サンリオ文庫)のことを書きました。
この時期になると、ニューヨークがなぜか気になります。「Autumn in New York」のせいでしょうか。秋のニューヨーク、これまたひと味ちがいます。
「カーサ ブルータス」の今年4月号で「新しいスタイルはいつも、ニューヨークから始まる!」というニューヨーク特集をしてしました。その中で、トム・ブラウンだんとマイケル・ヘイネイさんがニューヨークについての対談が掲載されていました。
トム・ブラウンさんは自分自身のことを次のように言ってます。
<僕が達成したことがあったとしたら、「自分を制約することがない」って表明したこと。つまり、期待されているように生きなくてもいいんだよ。そして最も誇りに思っているのは「好きなことをやる」ってこと。>
トム・ブラウンさんはニューヨークの本質を<望めばなんだってできる街>といい、マイケル・ヘイネイさんは<過去を愛しながら、瞬間を生き、未来に期待する>のがのニューヨークの正しい楽しみ方だと言います。
トム・ブラウンさんは自分の今の立場からこう言える。確かにそうだ。それがアメリカン・ドリームだと思います。逆にトム・ブラウンさんの到達点がわかります。
また、ニューヨークの楽しみ方ではマイケル・ヘイネイさんの言葉、特に<瞬間に生き>という表現がまさにニューヨークではないか! そう思いました。
※ 左:2010年4号 右:2007年10月号