へレーン・ハンフさんの本

昨日へレーン・ハンフさんのことを調べていたので、少しは記憶に残っていたのか、古本屋さんの棚をふと見上げ、『ニューヨーク、ニューヨーク』( サンリオ文庫!)を見つけました。

昨夜、へレーン・ハンフさんの『チャリング・クロス街84番地』(中公文庫)を探していたからです。その探求の中で、その他にどんな本を書いているのかと思い、この文庫を知りました。

文庫がサンリオ文庫なので、まったく出会う機会がないと思っていました。それほどサンリオ文庫を探すのが難しい。しかし、本の神様はときに気まぐれで、予想外の演出をします。こうしたシャレた演出*1は大歓迎です。

この文庫は元々ニューヨーク出身のへレーン・ハンフさんがカメラマンKaren Tweedy-Holmesと一緒に、ニューヨークを隈なく廻り、NYの各地を紹介しています。これは、サブタイトルにもあるように、「ニューヨークっ子のN.Y. 案内」です。

この本、アメリカでは1977年に、日本では1985年発行されました。へレーン・ハンフが見た1977年と現在では33年もの時の隔たりがあります。時代の移り変わりの中で、何が変わり、何が変わらないのか。そんなことを考えながら、読んでみたいと思っています。

へレーン・ハンフさんの著書はこの2冊に加えて、もう1冊ありました。『レター・フロム・ニューヨーク 』(中央公論社)*2。日本語で読める本は以下の3冊です。

  • 『チャリング・クロス街84番地』(中公文庫)
  • 『ニューヨーク、ニューヨーク』(サンリオ文庫)
  • 『レター・フロム・ニューヨーク 』(中央公論社)


        レター・フロム・ニューヨーク


*1:今月は幸運 ・・・ 偶然の出会いが必然の出来事になる ・・・ が2度ありました。1度目は白石かずこアメリカン ブラック ジャーニー』(集英社文庫)を、2度目は今回のへレーン・ハンフさんの『ニューヨーク、ニューヨーク』を購入したことです。もう1冊『レター・フロム・ニューヨーク 』は文庫ではないので、また気長に探すことにします。

*2:<老若男女、犬に猫―NYのアパートならではの愉快な共同生活。「ひとつ屋根の下」に暮らす隣人達との心温まる交流、季節の行事やペットの話、NY小史 etc。名作『チャリング・クロス街84番地』の著者が、BBCラジオの人気番組『ウーマンズ・アワー』で語った、旅行ガイドではわからない素顔のNYの “日常生活”。 >