西部展と今日の新刊

昨日のブログで、高円寺(西部展)に行こうか、五反田(アートブックバザール)に行こうか、悩んでいましたが、前者を選択しました。午後3時過ぎに高円寺の西部古書会館に出かけましたが、着いたのはもう4時近くでした。

会館の人たちがあと一時間で終了なので、そのあとの片付けの打ち合わせをしていました。最終日なので、5時で終了だそうです。それにしても、終了間際に行くのはよくない。古本市では残り物に福はなしです。

急いで会場を一巡しました。当初候補が5冊でしたが、よく考え、2冊に絞り購入しました。伊藤さんの本は鈴木一誌さんの装幀、良本安価でした。小田島さんの本は晶文社犀の本でサイン本だったので買いました。( 全体に価格がいつもより高い気がしたのは私だけでしょうか?)


東京身体映像



その後、古書会館の周辺の古本屋を見て歩きましたが、ピンとくるものがなく、何も買いませんでした。そして高円寺から一路荻窪へ。荻窪のSでも当たり本に出くわすことがなく、そのまま帰ってきました。古本市の狙い目はやはり初日の午前!

夜、家でブログめぐりをしていると、恵文社一乗寺店のHPで、もう2011 Calendar & Diary Collection がスタートしていました。もうそんな時期になったんだと、改めて自覚したしだい。猛暑の夏から爽快な秋に。そして2011年へ。今年も残りあと3ヶ月を切りました。

そういえば、今朝の朝日と日経の読書欄で読みたくなるような本がありませんでした。ネット上で毎日と読売と中日(東京)の各紙をチェックをしました。その中のChunichi Book Webに吉田司さんのいい書評がありました。


満洲の情報基地ハルビン学院



例えば、<ハルビン十期生の加藤幸四郎も特務機関員だが、妻の淑子は子ども三人を連れて敗戦を生きのび、戦後東京でロシア料理店「スンガリー」を経営する。その末っ子が「知床旅情」を歌う歌手の加藤登紀子だとか…。>

この一文だけでも気になります。今日はこの一冊を記しておきます。