BOOKOFF vs TSUTAYA

<【9月24日 AFP】米ビデオレンタル大手ブロックバスター(Blockbuster)は23日、米連邦破産法11条の適用を申請し、経営破綻(はたん)したと発表した。米動画サービス大手ネットフリックス(Netflix)などのネット配信や、設置型のDVDレンタルサービス、レッドボックス(Redbox)などに顧客を奪われ、業績不振に陥っていた。>

昨日、米ビデオレンタル大手ブロックバスターが23日経営破綻した記事を読みました。すぐに頭に浮かんだのはTSUTAYAです。同じような業態で成長してきましたが、アメリカと日本、そう状況が違うわけではありません。

すでにビデオの時代ではなく、DVD → BDの時代に移行しているなかで、そうしたメディアの進歩にも対応してきたとは思いますが、これからの先行きを考えると、業態として厳しいものを感じます。

今日の本関係のニュースを見ますと、次の記事が掲載されていました。昨日の今日ですので、びっくりしました。しかし、企業経営も変化に対応することが常ですから、すでにこうしたプランは半年、あるいは1年前から企画されていたのでしょう。

TSUTAYA、中古本に参入 5年で200店計画

<CDやDVD、本の販売・レンタル店「TSUTAYA」を展開するCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)は24日、中古本の買い取り・販売に新たに乗り出した。中古本市場での競争激化が予想され、新刊書市場への影響を指摘する声もある。>

<現在、中古本市場の規模はネット販売を除いて推定800億円強。ブックオフが6割のシェアを占めているが、TSUTAYAの参入で競争が激しくなりそうだ。全国にブックオフが914店舗あるのに対して、TSUTAYAは1391店舗。>

これから中古本市場も BOOK OFF vs TSUTAYA の時代を迎えるのでしょう。先行するBとそれを追うTという構図になります。TSUTAYAの参戦は業界としては厳しさを増しますが、古本屋にとっては吉です。

BOOKOFF vs TSUTAYA の今後の展開に注目したいと思います。( GEOはどうするのだろう。)

松浦弥太郎の仕事術

絶えず思考する
ための燃料は、好奇心。
( 同書 p94 )




→古本 四谷書房


2010年東京古本市予定表