もうひとつの versus
今日、BOOKOFF vs TSUTAYAについての記事を書きましたが、もうひとつの versus について書きます。
versus ですから、どことどこ、なにとなに、だれとだれ、ということになるのですが、今回のversus はブックデザインの対抗になります。
ではだれとだれのブックデザイン? それはともに私自身もファンである 多田進さん とクラフトエヴィング商會です。
昨日ブログめぐりをしていて、多田さんのブログ「白の余白」を見ました。このブログは当ブログでも取り上げ、そのブックデザインの素晴らしさを紹介してきました。
その多田さんが茨木のり子さんの『言の葉』文庫版・全3巻の装丁を担当したそうです。その文庫は今年8月から10月にかけて各月1巻ずつ出版されます。
このデザインがすばらしい! 多田さんのブログにその書影が掲載されていますので、見てもらうと、すぐわかると思います。
では、単行本のブックデザインはということになりますが、それをクラフトエヴィング商會が担当しました。こちらもやはり素晴らしい。レベルの高い、いい対抗戦です。
どちらが有利とも言えませんが、versus することによって、レベルがさらに高くなることは確かです。追いかけられるクラフト、追いかける多田さんの苦楽!
皆さんはどちらに軍配を、というより、私は両方のブックデザインを高く評価したい!と思います。久しぶりに切磋琢磨という言葉を思い出しました。