由良君美『みみずく偏書記』入手!の人あり

「読書で日暮らし」の9/15「古本買いは、つねに興奮と後悔の繰り返し」で次のように書いています。

<三日ぶりにT駅の「ブ」にいってみた。105円棚へ向かうと、本の景色が違う。さっそく、『イギリス出版史』という分厚い本を見つけた。でも書き込みだらけで本の状態も悪いため、やむなく棚に戻す。しかし、よい手ごたえである。この調子で、と思いながら本棚の前をカニ歩きでスライドしてゆくと、ひさびさにドキッと来た。由良君美『みみずく偏書記』の帯付きがあったのだ。>

由良君美『みみずく偏書記』の帯付きがあったとは。由良さんは四方田犬彦さんの『先生とわたし』で再び注目されるようになりました。由良さんの本は見つけても見つからず、見つけたときには書き込み、線引きがあったり、あるいは高価であったり、まだ手に入れることができませんでした。

それが、いとも簡単にというよりも、こうも幸運に手に入るなんて、○△×。本当に日ごろの行いがいいとしか言いようがありません。古書展でやられた!というあの感じです。本の神様に感謝ですね。

まさに、9/15のブログのタイトルではありませんが、「古本買いは、つねに興奮と後悔の繰り返し」です。だから、この興奮のために、古本屋めぐりは止められないのです。