真夏の古本屋めぐり
水曜日、明日はいつもの通り古本屋めぐりの日なのですが、この暑さでどうなるか。まだまだ酷暑の日々は続きそうです。明日所用があり、古本屋めぐりに行けるかどうかわからないので、今日いつもの古本屋さんに立ち寄りました。
うだるような暑さでした。暑い暑いと言いつつ、どうにか一日一日を凌いで生きているといったところです。温度がぐんぐん上がっています。夕方の水打ちも、焼石に水の状態です。適度な水分補給をし、熱中症予防を心がけたいものです。
今日の古本屋めぐりの成果は次の通りです。下鴨納涼古本まつりに行けなかったので、その分も含め購入しました。
- 岩井寛 『闇と影』 青土社
- 秋田昌美 『フェテッシュ・ファッション』 青弓社
- 田邊園子 『伝説の編集者 坂本一亀とその時代』 作品社
- 田中一光 『デザインの周辺』 白水社
- 出久根達郎 『本を旅する』 河出書房新社
- 内藤高 『明治の音』 中公新書
- 大野茂 『サンデーとマガジン』 光文社新書
- 石川九楊 『現代作家100人の字』 新潮文庫
- 林芙美子 『巴里の恋』 中公文庫
- 寺田博 『決定版 100冊の時代小説』 文春文庫
- 中野翠編 『尾崎翠集成(上)』 ちくま文庫
- 西岡常一他 『木のいのち木のこころ』 新潮文庫 他
こう並べると、さまざまな分野の単行本、新書、文庫もあり、かなりバラエティに富んでいる気がします。滑り出しはあまりよくなかったのですが、まずは躊躇なく1冊を買うことから始めました。
下鴨に行けなかったのが本当に残念です。しかし、これは諸般の事情があり、致し方なし。それでも来年こそはぜひ行きたいと思っています。来年になれば、どうにかいまより自由になると思いますので。
家に帰り、ブログめぐりをしていると、気になる文庫を発見! 劉建輝 『魔都上海 日本知識人の「近代」体験 』(ちくま学芸文庫)です。これは8/16の「オベリスク日録」で紹介されていたものです。
この本の内容は次の通りです。
第1章 サムライたちの上海
第2章 東アジア情報ネットワークの誕生
第3章 日本の開国と上海
第4章 「ロマン」にかき立てられた明治人
第5章 魔都に耽溺した大正作家たち
第6章 「魔登都市」と昭和
江戸から明治・大正・昭和という時代の中で、上海の歴史と日本との交流、魔都に関わった日本人について書いています。日本人にとって上海とは何なのか。そこでどういう体験をしたのか。上海という街のもつ、不気味ないかがわしさは何なのか。そんなことが知りたくなりました。