本探しは宝探し

先日、「読書で日暮らし」7/21の記事「プレハブの本棚」にある虫明亜呂無さんの本について、当ブログでも取り上げました。Tsubuteさんのブログを見ると、その続きがあり、岡崎武志さんの突っ込みが入りました。

<T駅とは鶴見でしょうか。気になりますねえ。>と言う質問に対して、Tsubuteさんは鶴見ではないと否定していました。ではどこなのか気になりますが、それ以上はいいでしょう。

Tsubuteさんのような体験、いわゆる掘出物との出会いは、本好きであれば、何度か体験しているはずです。古本屋やBにはそうした宝探しの愉しみがあります。ですから、古本屋やBを見つけるといつも立ち寄ってしまいます。

私も今週何気なく入ったBで、こんな本がこんなに安くでいいのか、という本を2冊購入しました。こんなこともあるのです。Aさんにはそれほどでもない本がBさんにはやった!という本が。

一冊は何気なく文学の棚を見て、一度目では見逃してしまったのですが、二度目でキャッチ! 棚から抜き、中を確認。まったく読んだ形跡なし。全体を見ても問題なし。次の一冊を購入しました。

さらに、もう一冊は我ながら、◎をつけたい一冊でした。別なBで文学の棚を見ていると、すぐに見つけることができました。函入りの美本で、著者は荒俣宏さん、出版社は平凡社。これだけも大いに期待が持てます。

その一冊。


花空庭園



これには参りました。あまりにも信じられない一冊に、線引きがあるのでは、あるいはヨゴレやシミがあるのでは、と半信半疑でチェックをしました。が、問題はなし。その途中で、なんと達筆な荒俣宏さんのサインも発見! 二度驚きました。

こんなこともあるのです。だから古本屋めぐりも、Bめぐりも止められません。こうした体験をすればするほど、その驚きと喜びを求め、また本さがしに出かけます。

明日7/24(土)は、中央線古書展、五反田遊古会、泪橋古書展、みちくさ市と展示会があります。詳しくは「東京古本市予定表」をご覧下さい。

この暑さです。いくつか廻ろうという野望は捨て、どれかひとつに絞ったほうがいいのかもしれません。さて、明日の収穫は?