川島蓉子さんの本

ブログめぐりをしていると、必ず見るブログがあります。また、この人はどうだろうと気にかけているブログもあります。これだけ情報が多くなると、その情報の中から確かに信頼できる情報を選択しなければなりません。

情報化社会と言われて久しいのですが、この情報を処理するために、口コミが注目されました。しかし口コミもA情報を選択するために、リーダーの見方や考え方を参考にします。それが個人から個人へと伝播します。

このリーダー・・・情報のコンシェルジェ=自分が信頼している情報の提供者・・・は膨大な情報に優劣、深浅、合否の意見と判断を提供してくれます。そういう人が各分野に一人ないしは二人は欲しいと思います。

情報コンシェルジェはあくまでも自分の考えを確定するために情報提供をしてくれます。そういう人の意見を丸ごと鵜呑みにするのではなく、自分で理解し、思考し、決断することが大事です。

例えば、ファッション、デザイン系で、私が信頼している人に川島蓉子さんがいます。以前から注目している方で、企業、商品、ブランド、トレンドについての意見は大いに参考にしています。

今回も川島さんの記事でいいショップが紹介されていましたので、ここで取り上げました。それは日経BP社の「川島容子のトレンド地点」で取り上げていたショップで、<チャリティーをひとつの価値軸としたパリのライフスタイル型ショップ「メルシー」>です。

川島さんが常に注目する最新流行を厳選して記事にしています。このお店のコンセプトも実にはっきりしています。

(1)常に変化していくこと
(2)独立した場所でファッションと暮らし回りのものを同時に置くこと。しかも、ここでしか出会えないものをそろえること

このコンセプトに基づいて、ショップ・イン・ショップが作られています。なんとなくいい感じの店舗になっています。その雰囲気が写真から伝わります。これも店舗運営には欠かせない要素です。

その中で、1階にある落ち着いた雰囲気のカフェの写真を見つけてしまいました。その画像をクリックすると、写真自体が拡大し、全体はっきり見えるようになります。

こんなブック・カフェがあればいいなとつくづく思いました。わさわさ、がやがやしている空間で、物思うこと、人考えることができるのかどうか。この写真のフック・カフェのようなところこそ、読書空間としては理想です。そこで至福の時を過ごすことができます。

川島蓉子さんの本を一覧でまとめました。一度、一冊読んでみて下さい。尚、『おしゃれ消費タ−ゲット』(幻冬舎)は小原直花さんとの共著です。

        著 書     出版社  価 格  発行日
資生堂ブランド 文藝春秋  730円 2010/07
ライフスタイル仕事術 PHP 研究所 1,260円 2010/02
ブランドはNippon 文藝春秋 1,800円 2009/11
社長とランチ ポプラ社 1,680円 2009/09
イッセイミヤケのル−ル 日本経済新聞出版社 1,575円 2009/03
ブランドのデザイン 文藝春秋  750円 2009/02
ビ−ムス戦略 日本経済新聞出版社  680円 2008/11
なぜデパ地下には人が集まるのか PHP 研究所  756円 2008/10
虎屋ブランド物語 東洋経済新報社 1,680円 2008/09
伊勢丹な人々 日本経済新聞出版社  680円 2008/04
川島屋百貨店 ポプラ社 1,575円 2008/03
フランフランの法則 東洋経済新報社 1,680円 2007/09
資生堂ブランド アスペクト 1,575円 2007/08
Tokyoファッションビル 日本経済新聞出版社 1,575円 2007/06
洒落男な時代 PHP 研究所 1,365円 2006/11
ブランドのデザイン 弘文堂 2,415円 2006/08
上質生活のすすめ マガジンハウス 1,300円 2006/05
松下のデザイン戦略 PHP 研究所 1,365円 2005/12
なぜ、この企業に惹かれるのか アスコム 1,365円 2005/10
伊勢丹な人々 日本経済新聞出版社 1,575円 2005/05
ビ−ムス戦略 PHP 研究所 1,365円 2004/03
おしゃれ消費タ−ゲット 幻冬舎 1,365円 2002/08
Tokyo消費トレンド PHP 研究所 1,470円 2002/06


ブランドのデザイン (文春文庫)           資生堂ブランド (文春文庫)