出版不況と書店の現状

Webの毎日新聞では今の書店の現状を次のように書いていました。10年以上も続く出版不況も長いのですが、この10年で書店の約3分の1が廃業に追い込まれたとは何とも驚くべき数字ではありませんか。これが現実です。

<出版不況は10年以上続いている。出版科学研究所(東京都)の調べによると、書籍・雑誌を合わせた出版販売額(推定)のピークは、96年の2兆6563億円。翌97年の2兆6374億円から前年割れのマイナス傾向が続き、09年には2兆円を割り込んで1兆9355億円になった。また、全国の書店数を調査している出版社、アルメディア(同)によると、ピーク時の99年には2万2314店あった書店が、今年5月には1万5314店にまで減少。この10年で約3分の1が廃業に追い込まれたことになる。>

書店の数字はわかりましたが、古本屋はどうなんでしょう。Bのような新古書店も含めて考えると、増えているのでしょうか? 古本屋は零細であり、組合に未加入の店もあります。はっきりとした数字をつかむことがむずかしいのかもしれません。

それにしても、新刊書店も古本屋も、売上・利益において、きちんと黒字のところが増えればいいのですが、それが?なのです。店舗を開店しても、いつまで続けられるのか。リアル書店だけでなく、ネット書店も同じ状況。きびしい現実に直面しています。