羽鳥書店創業1年

読書欄の中の「本の舞台裏」で羽鳥書店創業1年について取り上げてました。もう独立・開業してから1年も経つのです。どうにかこうにか、<何とか赤字にならない程度の黒字>だそうなので、まずはひと安心です。

今回の取材で、社長は次のように言っています。

電子書籍時代の到来ともいわれますが、こういう時代だからこそ、モノとしての本の魅力を打ち出したいと思いますし、その魅力が注目される可能性はあります。まっとうな本づくりをしていれば、紙の本の将来は暗くはないと思います。>

今の時代、この「まっとうな本づくり」こそが難しい。難しくなければ、<紙の本の将来は暗くはない>という変わりに、<紙の本の将来は明るい>と断言したと思います。ここが苦しいところです。

かたち三昧

高山宏 『かたち三昧』 (羽鳥書店)