6/6毎日新聞の読書欄より

6/6毎日新聞の読書欄より次の3冊を紹介します。

これは<書評界の鬼才・倉本四郎の魅惑的ブックレビュー>という一文で充分でしょう。上巻は1976〜1985の書評で、下巻は1986〜1997の書評です。

ポスト・ブックレビューの時代―倉本四郎書評集〈上〉1976‐1985          ポスト・ブックレビューの時代―倉本四郎書評集〈下〉1986‐1997


<戦後、虚脱と混乱の世相を体現するかのような烈しい生を、「可能性の文学」に殉じて壮絶な死で終わらせた織田作之助。三高での出会い、関西から東京へと共にした街歩きの青春、文学への熱情とデカダンスに駆られ自滅への道をひた走る流行作家の貌…。四篇の実名小説は、著者が親友に捧げた鎮魂の書であり、その文学の火種を九五歳でなくなるまで燃やし続けた“最後の無頼派青山光二自身の青春の書である。>

この一冊はコメントがいい。読んでみたい気にさせます。

青春の賭け 小説織田作之助 (講談社文芸文庫)