今週の古本屋めぐり
今週水曜日が古本の日でしたが、仕事の都合で古本屋めぐりができませんでした。その振り替えとして、今日古本屋めぐりをしました。いつものコースを回りましたが、予想外にいい本を入手することができました。
[今日購入した本]
- 古山高麗雄 『反時代的、反教養的、反叙情的』 (ベスト新書)
- 内田樹 『街場の中国論』 (ミシマ社)
- 虫明亜呂無 『シャガールの馬』 (講談社)
- 今福龍太編 『「私」の探究』 (岩波書店)
- 日高敏隆 『世界を、こんなふうに見てごらん』 (集英社)
- 東浩紀 『郵便的不安たち』 (朝日新聞社)
この中で、まず古山さんの『反時代的、反教養的、反叙情的』がKKベストセラーズのベスト新書で出ていたことを今回初めて知りました。
また、前にブログでも書きましたが、虫明亜呂無さんの本 =『シャガールの馬』を見つけることができました。ほかの虫明さんの本も探しているのですが、これがなかなか見つかりません。
東浩紀さんの『郵便的不安たち』は一冊持っているのですが、この本のブックデザインが気にいていましたので二冊目を購入しました。今もっているものには帯がないのですが、今回の本には帯がついていました。
その本の帯にはまさにその時代の言葉が記されています。<接続し、転送せよ!>
誰とでもつながる時代は誰とでもつながらない時代でもあります。誰に接続して、何を、誰に転送するのか。今の時代、自分に対して接続し、すべてを、自分に対して転送しているのではないか。転送先に相手=他者がいない! 永久に自己との対話を繰り返しているのではないか。
そんな風にふと思いました。
※左の表紙が東浩紀 『郵便的不安たち』 (朝日新聞社)、右の表紙が『存在論的、郵便的―ジャック・デリダについて』 (新潮社)。