荻原魚雷さんと川本三郎さんの新刊
今日はまずこの記事から。
荻原魚雷さんのブログ「文壇高円寺」5/31で、荻原さんの新刊の紹介がありました。『古本暮らし』以来の新刊です。ブログには次のように書かれていました。
< 本の雑誌社から『活字と自活』の再校が届く。いちばん古い原稿は二〇〇四年の『クイック・ジャパン』のコラム。(中略)
刊行は七月十二日くらいの予定です。>
次に、「half-moon street 125」では、川本三郎著『いまも、君を想う』に触れていました。新潮社のサイトで立ち読みができるというので、早速クリック。
<家内あっての自分だった。七歳下の君が食道癌で逝ってしまうとは。落涙、感泣の追想記。
とめどなく思い出される。手料理の味、おしゃれ、猫好き、旅したところ、他愛もない会話。婚約中、私が会社を辞めざるをえなくなっても「朝日新聞社と結婚するのではありません」と大学生の君は揺るがなかった。連れ添って三十五年、そして三年にわたる苛酷な闘病……。文芸・映画評論でつとに知られる著者の哀惜の随想。>
次に「立ち読み」をクリックすると、Flashが起動して、「持てあます野良猫二匹やひとり者」というエッセイを読むことができます。こういうふうに読むのもいいですね。ちょい読みする中で、買う買わないを決めることができます。
どこでもちょい読みができるというわけではないのですが、指定した部分を読むことができるだけでもいい販促になると思います。まして、その本の目次も見ることができれば、その本の内容も知ることができます。本選びにとってはいい環境が整いつつあります。
あとは目星をつけた本を書店で見て、買うか借りるかを決めます。買う場合は財布の問題が残ります。費用対効果、そして決断ということになります。これは大きな問題です。
iPadはこのプロセスをさらに促進する? いや、その本を知ること、買うこと、さらには読むことまでのすべてをiPadで出来てしまう。これは凄いことです。さて、実際はどうか。まず体験を、と思っています。