6月から7月の注目の本
「本棚の中の骸骨」の「注目の近刊・新刊」の中から、6月から7月までに出版される注目の本をピックアップしました。
黒岩比佐子さんの本は購入予定です。黒岩さんのブログ「古書の森日記 by Hisako」には「6月に開催されるイベント」の予定が掲載されています。
また、カフカ個人訳全集の訳者として池内紀さんが書いたカフカの物語です。これは2004年に新書館から出版された『カフカの生涯』なのでしょうか。それとは別な「新しいカフカ」なのでしょうか。*1
松岡正剛さんは丸善にて松岡さんの書棚を配置し、新しい読書の仕方の提案をしています。その松丸本舗としての書棚の編集力を開示してくれます。
尚、紹介本のコメントは「注目の近刊・新刊」からの引用です。
6月22日刊
● 黒岩比佐子 『古書の森逍遥 明治・大正・昭和の愛しき雑書たち』 (工作舎 予価3360円)
『「食道楽」の人 村井弦斎』 でサントリー学芸賞受賞のノンフィクション作家が古書展で出会った雑書たち。明治・大正・昭和と時代を追って古書の森を巡っていくと、近代日本の出版文化誌が立ち現れる。
6月下旬刊
● 池内紀 『カフカの生涯』 (白水Uブックス 予価1680円)
カフカ個人訳全集の訳者が、20世紀文学の開拓者の生涯を描く。祖父の代にはじまり、幼年時代、友人関係、婚約者、役人生活、そして創作の秘密にふれ、カフカの全貌があきらかになる。
7月1日刊
● 松岡正剛 『松岡正剛の書棚 松丸本舗の挑戦』 (中央公論新社 予価1470円)
インターネット上で圧倒的な支持を受ける書評 「千夜千冊」。一冊の読書が三冊の読書につながっていくその 「千夜千冊」 を実際の書棚にしたらどうなるか。カラー80頁で松岡正剛の練り上げた書棚を徹底接写。オススメ本約300冊を書評付きで紹介。佐藤優、東浩紀との対談を収録。
5/26「悪漢と密偵」より、藤原新也さんの一冊も追加しておきます。
6月30日刊
● 藤原新也 『死ぬな生きろ』 (スイッチ・パブリッシング 2,940円)
現代の若者に向けた希望のメッセージ 四国を巡る旅のさなか、見えてきた光景―― それを、どのような形で人々に伝えるのか?余計な言葉をそぎ落とし、極限まで「個人」をもそぎ落とした末に、写真家が選んだのは、「書」だった。藤原新也の新境地を示す覚悟の書、遂に発売!
ようやくこの本を読み始めました。ここ最近の天候不順、どうにかならないものか。