羽鳥書店まつりと古本者の掟

羽鳥書店まつり」のブログを読んでいると、皆さん良い本を手にしています。例えば、2/16の「〈本と音楽〉 風太郎の気ままな水先案内」を読むと、何とも良い本を購入しています。

こうした方が多いのではと推測します。それだけすごい個人の蔵書だったということです。また品揃えだけでなく、価格もそれなりに買いやすく設定されていました。

となると、私は? 疑問符ばかり浮かんできます。タイミングが悪かったのか。思い切りの一冊がなかったのか。何も買わずに、帰ってきた自分を悔やんでいます。

かといって、時間を遡及することができるわけでもなく、以降古本購入の基本はきちんと守って古本イベントには参加したいと思います。基本ができないことには、応用はほど遠いのですから。

自戒。

ブログを読んでいて、2/16の「daily-sumus」の林さんが次のように書いています。

<『植草甚一ジャズ・エッセイ』1、2(ともに河出文庫、一九八三年八月四日、カバーコラージュ=植草甚一、カバーデザイン=菊地信義)。1はかなり前、たぶん十年以上前、に買って『喫茶店の時代』にも引用させてもらった。それ以来ずっと2を探していたのだが、まったく見かけもしなかった。ネットならいくつも出ている。でも、それを買うのはよほどの必要があるときだけ。足で見つけるのが古本者の掟(?)。>

いくら探してもないこともあります。また探して本がひょっこり見つかることもあります。その時の喜びは格別です。それもこの一冊で全巻揃えるというのできれば、なおさらです。

特に最後の<ネットならいくつも出ている。でも、それを買うのはよほどの必要があるときだけ。足で見つけるのが古本者の掟(?)。>

これに一票です。「古本者」という言葉が出てきましたが、古本イベントも初日からというのも「古本者の掟」!です。<足で見つけるのが古本者の掟(?)>であれば、足を鍛えておかなければなりません。

ぼくの好きなジャズマンたち (植草甚一ジャズ・エッセイ大全)       モダン・ジャズの勉強をしよう (植草甚一ジャズ・エッセイ大全)



※『植草甚一ジャズ・エッセイ』1、2 (河出文庫)の画像( 見たい場合は「daily-sumus」で。)がないので、単行本の画像を掲載しました。